近江学びあいステーションに「トゥクトゥク」

イベント告知に活用、運転体験も

 米原市顔戸の近江学びあいステーションに東南アジアで走っている三輪自動車「トゥクトゥク」がお目見えし、来館者の人気を集めている。市内で走らせて地域のイベント告知や企業の宣伝用に活用するほか、希望者は運転や乗車も体験できる。

 同館の山田裕美館長(68)が長浜市内の宿泊施設が走らせている光景を見て、「米原でも走らせたら子どもたちが喜ぶはず」と導入を決めた。同館を運営するNPO法人おうみ地域人権・文化・スポーツ振興会の村田輝男理事長(71)、副理事長の山田館長、鹿取宏美理事(59)の3人が地域への恩返しの思いを込めて購入、寄付した。

 同館に導入されたトゥクトゥクは4人乗り。車体が青色、前方上部が黄色で、周囲に紫色のイルミネーションが装着されている。最高速度は80㌔、普通免許があれば誰でも運転できる。

 同館で実施している放課後児童クラブの名称にちなんで「お家笑里号(おかえりごう)」と名付け、利用する子どもたちを乗せて楽しませている。公道も走行できるため、地域や市のイベント告知のポスターを車体に掲示して市内を走らせる計画だ。企業の宣伝の場合は有料となる。

 事前予約があれば、無料で乗車や運転体験ができる。山田館長は「親子で乗車でき、どこでも走行できる。これからも各所で走らせて、子どもたちが楽しんでくれたらうれしい」と笑顔を見せていた。問い合わせは同館℡(52)3483。

掲載日: 2023年10月11日