レジャー事故防げ、水難救助訓練

空と湖上から、警察、消防、民間連携

 梅雨明けと夏休みのスタートで本格的なレジャーシーズンが到来したのを受け、警察、消防、民間企業など9団体が21日、長浜港で合同の水難救助訓練に取り組んだ。遭難者を捜索するドローンの誘導で水上バイクが救助に向かうなど、空と湖上の連携で迅速な救助を行った。

 湖北地域3警察署、機動隊、水上警察隊、湖北地域消防本部、日本ジェットスポーツ協会、ウエムラテック(ドローン)、エクセルグループ貿易(水上バイク)から約50人が参加し、水難事故に備えて連携を確認した。

 訓練は2部に分けて行われ、1部では4人がおぼれているとの通報を受けて、警察や消防が長浜港に急行し、「救命索発射銃」を使って救助用ロープを飛ばすなどして遭難者を救助した。

 2部では長浜港でサップを楽しんでいた4人が強風と高波を受けて落水し、2人が沖に流され、2人が行方不明になったとの想定で行われた。機動隊と湖北地域消防本部のアクアラング隊が水中にもぐって行方不明者を救出したほか、水上バイク2台がドローン2台の誘導で漂流者のもとへ航行し救助。長浜港で待つ救急隊に引き継いだ。

掲載日: 2023年07月21日