長浜赤十字病院、NICUに県内初の個室

新生児医療の充実へ

 地域周産期母子医療センターに指定されている長浜赤十字病院で、NICU(新生児特定集中治療室)と、併設のGCU(新生児治療回復室)の改修工事が完了し、23日、竣工式が行われた。県内初となる個室を設けて家族で過ごせる場を提供するなど、新生児にも家族にも優しいゾーンに生まれ変わった。

 同病院は湖北・湖東地域の周産期医療の中核を担っているが、スペースが手狭だったことから、今年5月から約4億円をかけて改修工事を行っていた。面積を従来から倍増させ、NICUとGCUを合わせて2床増の21床体制とし、家族で過ごせる個室も計3室を新設した。県内でNICUとGCUに個室を設けるのは初めてという。

 また、吊り下げ式作業ユニット、点滴調剤室、医師・看護師控室などを設け、天井には間接照明を取り入れて新生児が「母体内」に近い環境で居られるよう配慮している。

 


 

 竣工式は長浜保健所、滋賀医大、県、長浜、米原両市から来賓を招いて行われ、楠井隆院長は改修工事で新しい機能が充実したことに触れながら「県北部の小児医療の一端を担っていきたい」とあいさつ。テープカットで竣工を祝った。

 同病院新生児科の山本正仁部長は、家族が周りの目を気にせずに過ごせる個室を設けることによって「ファミリーセンタードケア」(家族中心の治療・看護)が実現できると話している。