酵素で長浜を元気に、近江バジル協会が普及活動

オーガニックバジルと発酵ドリンクを

 地元の人たちを健康にしようと新庄馬場町の近江バジル協会(寺本悦子代表理事)はオーガニックバジルと発酵ドリンクの普及に努めており、成果をあげている。

 多賀町に住む寺本さんは7年前、家族の健康を見直そうと、体に良いとされる酵素に着目。長浜バイオ大学の教授の指導で薬の効果がある山野草について学習。活動する中で、バジルに出会った。

 バジルはビタミンやミネラルなどを豊富に含んでおり、体調管理に最適な植物。イタリア料理には欠かせないハーブで、寺本さんらは3年前、バジルの良さを広めようと長浜を拠点に栽培しようと考えた。

 しかし、寺本さんたちには農業経験がなく、同大学の紹介で、長浜農業高校の元教諭・福永善吾さんの指導により湖北町小今の畑でバジル栽培ができるようになった。有機栽培の「近江バジル」は茶や発酵ドリンクに加工し、教室やイベント会場でPR活動をしている。

 

果実、野菜、木の実で。発酵ドリンク90種

 協会ではバジルの普及とともに、果物や野菜、木の実を利用した発酵ドリンク作り教室にも力を入れている。

 発酵に必要な酵素は人間の消化や代謝だけでなく、食品や医療など幅広いジャンルで応用されている。体内で働き続けている酵素は殺菌作用があり、有害な物質を分解、活動のエネルギー源を作る。

 寺本さんはこれらの作用に着目し、会員を対象にした教室や発酵ドリンク、バジルを使った料理の試食会を定期的に開いている。現在、ドリンクはリンゴ、パイナップル、生姜、トマト、マタタビ、アケビ、山ブドウ、ザクロなど約80〜90種。

 素材と同量の砂糖(てん菜)に少量のミネラルを加え、ブレンドし、常温で2カ月ほど漬け込むとできあがり。ヨーグルトにかけたり、サラダのドレッシングとして利用できるほか、炭酸水やウイスキーで割って飲んでもおいしいといい、会員からは「元気になってゲートボールや老人会に行けるようになった」「お腹の調子が良くなった」などの声も寄せられている。

 2年前、会員は150人だったが、現在は約300人。寺本さんは「毎日が勉強。皆さんと一緒に私たちも楽しい思いをしている。バジルや酵素で長浜の人たちが元気になれば」と話している。

 協会の会費は無料だが、教室参加には材料費(一式3800円)が必要。問い合わせは寺本さん℡080(3716)5257へ。