自衛隊入隊、女性2人が決意

激励会の参加者。中央の女性2人が饗場さん(左)と松井さん。

長浜市役所で激励会

 長浜市内の自衛隊入隊予定者の激励会が11日、市役所で開かれた。入隊予定者4人のうち2人が家族と一緒に出席し国防を担う決意を新たにしていた。

 激励を受けたのは松井凜さん(22)=朝日大学4年=と、虎姫高校を卒業したばかりの饗場千尋さん(18)の2人。松井さんは大学生時代に予備自衛官の訓練に参加したのを機に国防に奮闘する隊員の姿に感銘を受け自衛隊を志した。饗場さんは東日本大震災での自衛隊の活動を知って興味を持ち自衛隊を進路に選んだ。

 激励会は自衛隊滋賀地方協力本部の主催で、2人のほか家族や浅見宣義市長らが出席した。

 浅見市長は「若さあふれるエネルギーを生かし、国土防衛、大規模災害の救助に頑張ってもらいたい」と激励。自衛隊滋賀地方協力本部の吉田修造本部長は「国家防衛という崇高な任務を選択していただき、感謝と敬意を表したい」と語った上、能登半島地震の被災者支援などでも女性隊員の活躍が求められているとして、2人の入隊を歓迎していた。

 入隊予定者を代表して松井さんが「震災での自衛隊の活躍を見て、自衛隊という大きな組織の一員となれることを光栄に思う。入隊後も自衛官であることの責任を自覚し、たくさんのことを学んだり挑戦して自らを誇れるように努力する」などと決意表明をしていた。

 松井さんは陸上自衛隊大津駐屯地、饗場さんは海上自衛隊舞鶴基地に赴任する。

掲載日: 2024年03月12日