石仏、5カ月ぶりに帰還

修復完了し、着衣も新調、お堂に鎮座

 盗難に遭った元浜町の石仏が5カ月ぶりに元の御堂に安置されたことを祝い7日、住民らによる帰還法要が営まれた。

 大手町自治会の石仏「大手延壽水護縁喜地蔵」(通称・大手延寿地蔵尊)は昨年9月7日、何者かに盗まれ、警察の捜査により、彦根市の母子2人が持ち去ったことが判明。2人は11月26日、窃盗の罪で逮捕されたが、像には金色のペンキのようなものが塗られていた。

 その後、石仏は自治会に返却され、元の状態にするため、専門家に作業を委託。このほど、きれいな姿になって戻ってきた。

 石仏には住民が寄付した「寿」の文字が入った前かけが掛けられ、新調の座布団も敷かれた。法要には住民約30人が参列し、手を合わせた。

 近くに住む漣泰寿さんは「業を積まれて、歳を積まれて行き交う人を見守ってくださっている地蔵様。皆さんのお参り、熱心により、きょうの日を迎えられることができた」と感激。杉本義明自治会長も「皆さんの思いが実り、無事、帰還できた。多くの災いを背負って、我々の身代わりになっていただいたのかも。大切にしてゆきたい」と話していた。

掲載日: 2021年02月08日