理容組合長浜支部、高齢者福祉施設で訪問理容

今年で30年目、有志15〜20人が

 長浜市内の理容師で組織する県理容生活衛生同業組合長浜支部(中村支部長、会員41人)の有志が2カ月に1度、加田町の介護老人保健施設「長浜メディケアセンター」を訪問し、利用者の散髪に励んでいる。

 この取り組みは1990年にボランティアで始まり、今年で30年目を迎える。奇数月の第2月曜、組合の呼びかけに応じた有志15〜20人が施設に集合している。

 長浜メディケアセンターでは「理容ボランティア」の日としてすっかり定着し、散髪会場となる一室の前には入所者が列をつくり、自分の順番を待っている。

 理容師は利用者の好みのスタイルを聞き、時には会話を楽しみながら、ハサミやバリカンを使って手際よく髪型を整えてゆく。1人で5〜10人を受け持ち、1日で150人程を散髪する。

 「この人にお願いしたい」と常連の理容師を指名する利用者も。また、男性は理容師への「お任せ」が多いが、女性は「あまり切り過ぎないで」などとリクエストすることが少なくないという。

 「カットをしていると、幼少期の思い出を話してくれるお年寄りもいて、楽しくお話を聞ける」と中村支部長。「ありがとうと喜んでもらえると嬉しくなりますし、やっていて良かったと思います。今後もこの活動を続けていきたい」と話している。