長浜北星高で記念式典盛大に
大正時代に長浜町立商業学校として開校した長浜北星高校・高等養護学校が今年で創立100周年を迎え、11日、同校体育館で記念式典が開かれた。
同校は1924年(大正13)開校の長浜商業学校を起源とし、以来、課程の改編を繰り返しながら長浜南高校、長浜西高校、長浜商工高校、長浜北星高校と校名を変えてきた。卒業生は2万人を超える。
記念式典には生徒、教員、卒業生らが出席し、100周年記念事業実行委員会の柴田正明委員長は「100年もの間、地域社会とともに成長し、進化してきたのは誇るべきもの」「100周年記念式典が未来への素晴らしいスタートになることを願う」とあいさつし、中澤成行校長は「歴史的な瞬間にいるという幸せと責任を自覚し、今日のこの日を大きな出発点として新たな歴史に向かってしっかり歩んでほしい」と生徒に呼びかけた。
生徒会長の吉岡真さん(3年)は「今、あらためて『叡智創造』(校訓)の言葉をかみしめ、高校生活を送る中でその時代に応じた判断ができるように力を付け、地域社会に有為の人材となれるよう、努力を重ねる」と決意を語っていた。
式典後には同校卒業生でプロラクロス選手の山田幸代さん(41)が「夢をかなえるために」をテーマに講演した。
なお、記念事業実行委員会では100周年モニュメント「交響の樹」の設置、同校マスコットキャラクター「ポラリス」の着ぐるみ制作などのほか、今後、同窓会館「華甲会館」の改修を行う。