伝統の湖東焼、絵付けを体験

慶雲館で毎週水曜、入江さんが指導

 かつて彦根や長浜で生産された「湖東焼」の絵付けを体験できるワークショップが毎週水曜、慶雲館で開かれている。

 湖東焼は江戸時代中期から彦根藩の「藩窯」で生産された。青みを帯びたと、ち密で繊細な模様や画風が特徴で、明治期には長浜でも医師・西村善吾が自宅に窯を築いて生産した。明治中期に途絶えその技術が失われたが、1986年以降、彦根市の有志が復興に取り組んでいる。

 ワークショップは同市芹川町の絵付師・入江由紀子さん(34)が指導。入江さんは湖東焼を再興させた中川一志郎さんに師事し、彦根の「一志郎窯」を拠点に湖東焼の制作や普及に取り組む。

 ワークショップでは磁器の皿やマグカップに梅の絵などを描く。鉛筆で下書きしたうえで、筆を使って絵を仕上げる。あらかじめ転写できる下絵も準備しているので、初心者でもチャレンジしやすい。描き終わった作品は入江さんが持ち帰り、窯で焼いて後日、送付する。入江さんは「長浜にも縁のある湖東焼を、絵付けを通して知ってもらい、普段使用している絵皿がどのようにして作られているのかを体験してもらえれば」と話している。

 ワークショップは皿やマグカップに描く基本コース(午前10時、午後2時から2時間、5000円)と応用コース(午前10時から6時間、8000円)がある。いずれも慶雲館で開催中の長浜盆梅展の入館料込み。申し込みは「ハマダイ」のホームページから。定員に余裕があれば当日参加も受け付ける。3月4日まで(2月19日は休講)。