惜しみなく、ふんだんに
朝日町の「西川食品 二葉屋」が製造販売している果物いっぱいのフルーツサンドが飛ぶように売れ、話題となっている。
店の西川寛路さん(24)はコロナ禍で自粛ムードが高まっていることから、長浜を元気づけようと「八百屋にしかできないことを」と若者に人気のフルーツサンドを作るように。 サンドはパン工房「ポム・ド・テール」(地福寺町)に特注したパンと自家製クリームに大きくカットしたフルーツを惜しみなく挟みこんでいる。具材は地元でとれたイチゴやいちじく、ゴールドキウイなど、旬のものだけにこだわり、果物の甘さを前面に押し出している。 2週間前に発売したばかりだが「ごろごろサンド」などと言われるようになり、「今まで食べた中で一番、おいしい」「(果物が)大きくて食べづらい」などと口コミやSNSで話題となり、人気が爆発。 早朝から兄弟で「アンデスメロン」や「完熟マンゴー」など10種を平日350個(土曜は500個)作っているが午前中には完売してしまうほど。西川さんは「大手スーパーにない『光るもの』を作りたかった。地元の八百屋でも、こんなことができるということを知ってほしい」と話していた。 価格は380~880円。今後、増産体制を図り、メニューも拡大する予定。販売は火曜から土曜。開店直後の混雑を避けるため午前10時半以降に変更する。数量を限定し、売り切れ次第、終了。問い合わせは二葉屋℡(62)3384へ。