バイオ大生、麻雀で日本一

足立幸志朗さん連覇の快挙

 学生麻雀日本一決定戦「アモスグランドチャンピオンシップ」(グラチャン)で長浜バイオ大アニマルバイオサイエンス学科2年の足立幸志朗さんが優勝した。昨年に続く連覇で、学生麻雀界にバイオ大の名を轟かせた。

 大会は「頭脳スポーツ」である麻雀の普及などを目指す学生麻雀連盟が主催し、今年で6回目を迎える。学生麻雀最強戦、麻雀甲子園、青雀旗争奪学生麻雀選手権など各種大会の優勝者ら16人で争い、日本最強の学生雀士を決める戦い。足立さんは連盟に加盟している個人、団体の成績を集計する2019年全国学生麻雀ランキングで1位となり、出場権を獲得した。

 大会は2月22日、東京・豊島区で開かれ、足立さんは予選を4位で通過して決勝に進出。序盤はライバルに次々とアガリを決められ点差を開けられたが、中盤から連続してアガリを重ね、最終の「南4局」で逆転に成功し、グラチャン史上初の連覇を達成した。

 足立さんは高校3年生の時、インターネットで偶然、麻雀の動画を見たのをきっかけに麻雀を始め、その面白さの虜になった。長浜バイオ大に進学後は競技麻雀部に入部した。

 当時、同部では現在はプロとして活躍する杉田久貴さんが部長を務めていた。足立さんは毎日、杉田さんと対局して戦略などを学んでメキメキと腕を上げ、昨年のグラチャンでは1年生ながら初出場・初優勝の快挙を達成した。ただ、「内容が悪かった。運が良くて勝っただけなので、むしろ悔しくて、他の人にも申し訳ない勝ち方だった」と振り返る。

 杉田さんら主力の4年生が卒業後は部活動が低迷。部員が週1回程度しか集まらないことから、主にインターネットで全国の強豪と対戦し、大局観や腕を磨いてきた。

 今年の大会では強豪の慶応義塾大の学生を逆転で破った。「満足できる麻雀が打てた」と語り、連覇達成に「本当に嬉しい」とトロフィーを手にする。

 麻雀の魅力について、「奥が深いこと。どれだけ考えても答えが見つからず、答えを探し続ける。どの牌を残し、どの牌を捨てるのか、何度も選択の機会があり、その選択で結果が変わる。相手との駆け引きも面白い」と語る。さらに「戦略や技術だけでなく、運の要素も大きく、初心者でも勝てるのが楽しいところ」と説明する。

 目下の課題は競技麻雀部の活性化。新入部員の開拓と、大会に向けた「勝てる」麻雀の練習だ。また、ペアで出場する青雀旗、4人で力を合わせる甲子園での入賞も目標に掲げている。