コロナ対策で規模縮小、20分に短縮
長浜バイオ大学で1日、入学式が行われ、新入生が希望を胸に新たなスタートを切った。
新入生はフロンティアバイオサイエンス学科など3学科に265人が入学、大学院の博士課程(前期・後期)に35人が進学した。
蔡晃植学長は「本学での教育と研究を通して高い知識と社会的な教養、自ら問題を発見し、解決できる能力を培わなければならない」「すべての問題に正解があるという前提で勉強してきたと思うが、大学では答えが用意されていない問いにどのように対応するかが求められている」「自分を厳しく律して勉学に励む必要がある」などと式辞を述べた。
新入生を代表して長浜北星高校出身の北川耀さん(18)は「世界には治療の困難な病気があり、人口増加による食糧の不足、地球の温暖化による森林の消滅や砂漠化の進行などさまざまな問題がある。バイオサイエンスはこれらの問題を解決する可能性を持った新しい知識、技術であることを知り、私たちはバイオ大で学ぶことを決意した」と語り、「自学自習の精神を忘れず、理論と実践を兼ね備えた専門性を身につける」と宣誓した。
式典は新型コロナウイルス対策のため規模を縮小して実施し、約20分で終了した。なお、バイオ大では7日から開始予定の授業を20日に繰り下げ、夏期休暇の短縮で授業日を補う方針。