湖北オーケストラ 5月22日定期演奏会
湖北地域の音楽愛好家で組織する「湖北オーケストラ」は5月22日午後2時から木之本スティックホールで第4回定期演奏を開く。
「湖北にオーケストラを」との長浜音楽協会の呼びかけで2006年に結成され、定期演奏会を目標に練習を重ねている。徐々に団員を増やし、湖北地域の団員のみで交響曲を演奏できる2管編成オーケストラへと成長し、2018年に初の定期演奏会を成功させた。
現在の団員は約50人。コロナ禍で一時、練習を中断していたが、現在は長浜まちづくりセンターを拠点に週1回の練習に取り組み、定期演奏会を目指している。月1回、天理シティーオーケストラ常任指揮者の安野英之さんを招いて、指導を受けている。
定期演奏会ではシューマン「交響曲第4番ニ短調作品120」を演奏する。団長の北村雅明さん(68)は「少し背伸びをして技術的に大変な曲に挑戦した。曲を知れば知るほどすばらしいメロディーで、シューマンに挑戦して良かったと思っている」と語っている。このほか、ブラームス「大学祝典序曲ハ短調」、シュトラウス「美しく青きドナウ作品314」を披露する。
北村さんは「湖北地域は身近にクラシック音楽に親しむ環境がないが、身近な人が演奏していることを知ってもらい、クラシック音楽への敷居が低くなれば」と来場を呼びかけている。チケット(前売のみ)は全席自由で800円。木之本スティックホール、長浜文芸会館、市民交流センター、浅井文化ホールで販売中。問い合わせは若松屋℡(62)1074へ。
団員を募集
湖北オーケストラは随時団員を募集している。対象は楽器を持ち、オーケストラ、吹奏楽、弦楽などの合奏経験のある高校生以上。指揮者の益子進也さん(78)は「多少の経験は必要ですが、誰でも気軽に参加できます」と呼びかけている。
募集パートはバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、オーボエ、フルート、ファゴット、ホルン。他のパートについても相談にのる。詳細は同オーケストラのホームページ(https://kohokuorchestra.amebaownd.com/)。