ありがとうの手紙コンテスト、北村さんが最優秀賞

「大好きな弟へ」、ファミリーマートが募集

 コンビニチェーン「ファミリーマート」が小学生を対象に募集していた「ありがとうの手紙コンテスト」関西ブロック中学年の部で、最優秀作品に湯田小4年・北村千維さんの「大好きな弟へ」が選ばれた。

 コンテストは「ありがとう」の気持ちを考えることで、子どもたちの表現力や心の豊かさなどを育もうと開いており、今回で11回目。審査員長はジャーナリストの池上彰さん。2019年度は全国から4万0130通が寄せられ、関西ブロックの同部には約2800通の応募があった。

 北村さんの作品は県内唯一の最優秀賞。病気の弟への思いを誕生から現在までの出来事とともに丁寧に描いており、審査員からは「ともに成長していこうという決意と愛情が伝わってくる」と講評を受けた。

 湯田小で3日、表彰式が開かれ、北村さんは中川浩一校長から「人と人が言葉を交わし、ふれあう基本となるのは家族。この原点を大切にしたい」と称えられ「嬉しい。弟には元気でいてほしい」と感想を述べていた。

 北村さんの母・千秋さん(47)によると、弟・諒君(5)は1万人に1人という難病ヒルシュスプルング病(巨大結腸症)で、生まれつき小腸や大腸の神経がなく、排便がうまくできなかったり、栄養摂取が困難なため、手術や入退院を繰り返しているという。

 千維さんが諒君の排泄処理やトイレの清掃、食事の世話などをしており、諒君は「いずれは自分でできるよう頑張りたい。4月から一緒の学校に通うのが楽しみ。いつも僕のことを気にかけてくれていて嬉しい」と謝意を述べていた。

 なお、受賞者の名前を記載したポスターは全国約1万7000店に掲示されているほか、受賞作は店内放送で3月10日から16日まで流れる。