「安心・安全の長浜のまちを」アスリート兼タレント 北川星瑠さん一日署長
「秋の全国交通安全運動」(21〜30日)を前に、長浜署は20日、市役所東側駐車場で出動式を行った。日本学生女子ハーフマラソン選手権で優勝し、松竹芸能のタレントとして活動する北川星瑠(ひかる)さん(21)=大阪芸大=が一日署長を務めた。
北川さんは大津市出身で比叡山高校在籍時には全国高校駅伝に3年連続出場した。幼少期から子役として活動していたことから大阪芸大舞台芸術学科へ進学した。今年は選手権優勝のほか、日本代表として出場したFISUワールドユニバーシティゲームズで優勝するなど国内外での活躍が目立った。7月に松竹芸能への所属が発表され、陸上界と芸能界での活躍が期待されている。
出動式には長浜署、交通安全協会、安全運転管理者協会、県トラック協会などから約50人が参加。井上和幸署長は「長浜署管内の人身事故の発生件数、死者数、負傷者数すべてが昨年より減少傾向にある。しかし、これから年末に向けて日が短くなり、夜間にかけての交通事故が増加する。決して油断できない。交通安全の意識を高めてほしい」などと訓示した。
北川さんは「横断歩道利用者ファースト運動」など秋の全国交通安全運動の4つのポイントについて訓示し、「安全・安心の長浜のために、私も微力ながら協力したい」とあいさつ。その後、白バイの先導で長浜署員と一緒に市役所周辺をランニングし、交通安全を呼びかけた。