南浜ブドウ 29日から産直びわで販売
南浜ぶどう生産組合は29日から産直びわみずべの里で、今年の地元産ブドウの出荷を始める。梅雨明け後の晴天続きで甘みたっぷりに生育しており、川瀬正三組合長(67)は「夏の味覚を楽しんでほしい」と話している。
南浜町では約6㌶で組合員18人がブドウを栽培し、夏の味覚として人気を集めている。琵琶湖沿いに広がる日当たりの良い立地から糖度が乗りやすいのが人気の秘訣で、栽培品種の多さも魅力という。
29日からは早生品種のアーリースチューベンをはじめ、サニールージュ、あづましずくを出荷し、8月上旬から定番のマスカットベリーAが店頭に並ぶ。10月上旬にかけて計18品種を順番に出荷する。
今年は梅雨の不安定な天候で生育が心配されたが、梅雨明け後の晴天で「糖度は十分。美味しくなっている」と川瀬組合長。「これだけの品種を作っているブドウ園は少ない。何度か足を運んでいただき、その時期の味覚を楽しんでほしい」と話している。
価格はアーリースチューベンの場合、3房入りの手提げが1900円、4〜5房入りの2㌔箱が2700円(いずれも税込み)。