長浜商議所の賀詞交歓会 250人出席

「生産性向上で世界に追いつけ」

 長浜商工会議所主催の新春賀詞交歓会が5日、北ビワコホテルグラツィエで開かれ、湖北地域の経済、政治、行政関係者ら約250人が年始のあいさつを交わした。

 冒頭、あいさつに立った大塚敬一郎会頭は世界における日本経済について「国民1人当たりのGDPは世界35位。韓国、台湾、香港に抜かれている」「日本は止まったまま、世界から取り残されている」と指摘し、「今年はDXで生産性を上げて、世界に追いつこう」と語った。

 上野賢一郎衆院議員は欧米や中国の経済減速が想定される中、日本経済が「デフレ脱却の入り口まできた」と語り、引き続き中小・中堅企業支援に取り組むことを約束。辰年と巳年は高値を付ける意味を指す相場格言「辰巳天井」を紹介し、「経済の勢いが天井に届くように努力したい」と語った。

 川島隆二県議は能登半島地震を念頭に「被災をしていない人は過度な自粛を控え、日常生活を維持して経済を回すことが、北陸の復興にもつながる」と呼びかけていた。

 交歓会には小鑓隆史参院議員、有村治子参院議員、浅見宣義市長、柴田清行県議らも出席。中川勇市議会議長の音頭で乾杯し、出席者が年始のあいさつを交わしていた。

掲載日: 2024年01月05日