車いすバドでアジア大会へ

長浜北星高・河瀬さん「メダル目指す」

 長浜北星高校2年の河瀬優花さん(17)が車いすバドミントンの日本代表選出として12月2日から中東バーレーンで開かれるアジアユースパラに出場する。

 河瀬さんは両足に先天性の障害を抱える。母親のすすめで5歳ごろから水泳を始め、中学時代には水泳競技で全国大会にも出場。中学3年のとき、一時、打ち込んでいた車いすバドミントンを再開し、長浜北星高でもバドミントン部に所属して健常者と一緒にプレー。また、月1〜2回、草津市内で車いすバドミントンの練習に参加している。

 東京パラリンピックから正式競技に採用されたバドミントン。障害の重さによって6クラスに分類され、河瀬さんは車いすの「WH2クラス」が舞台となる。昨年12月に草津市内で開かれた日本選手権では同クラスで3位に入賞。今年4月には一般社団法人日本障がい者バドミントン連盟のアカデミー選手に選出され、将来有望な選手としてアジアユースパラの日本代表に選ばれた。

 アジアユースパラはアジアの23歳以下を対象に、バドミントンや卓球、陸上など9競技が行われ、各国を代表する800人が参加する見込み。河瀬さんはシングルスと男女混合のミックスダブルスの2種目に出場することが確定し、女子ダブルスにも出場する可能性があるという。「できるだけ緊張せずにプレーし、メダルを目指す」と抱負を語っている。

 また、今夏の東京パラリンピックの車いすバドミントンで金メダルを獲得した梶原大暉選手を目標とし、「自分も同じプレーができるようになり、パラリンピックでメダルを取りたい」と夢を膨らませている。

掲載日: 2021年11月24日