太陽いっぱい浴び、好調

今荘観光ぶどう園、直売も始まる

 今荘町の今荘観光ぶどう園が5日、オープン。直売もこの日から始まり、好調な滑り出しを見せている。

 今荘ぶどう生産組合では約3㌶の畑で計15種を栽培している。長梅雨で生育が心配されたが、中盤の中休みや、ここ数日の日照りで糖度を一気に増しており、色艶がある大きな房もいっぱい実っているという。

 園には雨天でもブドウ狩りが楽しめる大型ビニールハウスを設置。暑さをしのぐ日陰を設け、「密」を避けた新型コロナウイルス対策やアルコール消毒などを徹底している。開園時間は午前9時から午後5時、入園料は中学生以上1300円、小学生1000円、3〜5歳700円。

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 園入口の販売所では同日から直売を開始。長蛇の列ができた。店頭にはしっかりした実のサマーブラックとベリーAが並び、甘さたっぷりのサニールージュやさわやかな風味が口いっぱい広がるアーリースチューベンなども順次、出始める。盆明けからは幻の高級種リザマートや大粒系の天山なども。1パック500円から。

 組合では「天候が良く、生育が例年と比べ早い。観光会社の間では『太陽ぶどう』の愛称で定着してきた。園、販売とも新型コロナの感染予防を徹底し、お客様を受け入れたい」と話している。

 9月下旬まで無休。問い合わせは今荘ぶどう生産組合℡(74)1322へ。

掲載日: 2021年08月06日