主役は市民 響け「歓喜の歌」

17日浅井文化ホールでコンサート

 「歓喜の歌」で知られるベートーベンの交響曲第9番を公募市民の合唱団が歌い上げる「ながはま第九コンサート2024」が17日午後2時から浅井文化ホールで開かれる。

 ながはま第九コンサートは2018年12月31日に「平成最後の夜にみんなで第九を歌おう」と、市民有志が長浜駅とえきまちテラス長浜を結ぶペデストリアンデッキに集ったのが始まりで、今回で4回目を迎える。

 市と市民芸術文化創造協議会の主催で合唱団のメンバーを公募し、10〜80代の市民52人が昨年10月から週1回、鳥塚貴絵さんの指導で練習を重ねてきた。

 コンサートは数々の交響楽団でタクトを振る中村貴志さんを指揮者に迎え、栗原未和さん(ソプラノ)、上木愛李さん(アルト)、蔦谷明夫さん(テノール)、岡田通利さん(バリトン)らプロが出演。青山洋子さん、井手智佳子さんのピアノ演奏(連弾)に合わせ、合唱団とともにホールに歌声を響かせる。

 第1部は「日本の春のうたメドレー」、「ロメオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」、「フィガロの結婚」より「もし踊りをなさりたければ」など。第2部は交響曲第9番第四楽章(合唱付き)。

 企画・運営を担当するNPO法人はまかるの磯崎真一代表理事は「えきまちテラス長浜から始まった演奏会は今年で4回目。合唱団として、ますますレベルアップしている。地元の皆さんでつくっている合唱団の歌声を、是非ホールで聴いてほしい」と来場を呼びかけている。

 チケットは全席自由で一般1000円、高校生以下500円。当日券は500円増。未就学児の膝上鑑賞は無料。長浜文芸会館、浅井文化ホール、木之本スティックホール、teketで発売中。

掲載日: 2024年03月06日