タップダンスで被災地支援

9日さざなみタウン、久保さん企画

 木之本を拠点に活動する世界的タップダンサー久保群青さん(42)が9日さざなみタウンで、能登半島地震の被災地支援のためのチャリティーライブを行う。被災地の石川県など全国で活動するダンサー13人が長浜に集い、思いを込めたステップを届ける。

 東日本大震災を東京で経験し、東北の被災地でがれき撤去やフリーペーパーの発行などの支援活動を10年にわたって行ってきた久保さん。被災地を盛り上げるダンスイベントにゲスト出演するなど被災者に寄り添った活動に取り組んできた。長浜でもチャリティーダンスイベントを聞いてその収益で軽トラックを購入し、被災地へ送った。

 今回、能登半島地震のニュースに衝撃を受け、「何もしないのか?」「ボランティアのプロではない自分に被災地のために何ができるのか」と自問する中、昨年12月の自身の単独公演を見に来たダンサーが珠洲市で被災し避難所生活を送っていることを知った。「正解、不正解は分からないが、できることをやろう」とチャリティーライブの開催を決めた。

 思いを共有する全国のダンサー仲間が趣旨に賛同し、総勢13人でステップを踏む。「イベントを通じて、来場者が被災地に思いを馳せる機会になれば」と話している。収益金は珠洲市に送る。

 チャリティーライブは午後3時、同5時からの2回公演。各回定員100人。料金は大人2000円、小学生以下1500円。チケット予約はメール(gunjotap@gmail.com)へ。

 当日はキッチンカーも10台以上が集まる。

掲載日: 2024年03月04日