だるまさんと一緒

余呉、全長寺でアジサイが見ごろ 

 「あじさいとだるま寺」として有名な余呉町池原の全長寺でアジサイの花が見ごろを迎えている。

 26代目の平家芳雄住職(71)は広大な境内を花いっぱいにし地域を活性化しようと、30年ほど前、アジサイを植栽。現在、60種、1500株まで増えている。

 今は8〜9分咲きで中には白いアナベルや柏の葉のようなカシワバアジサイなどもあり、多くの観光客がカメラを向けている。

 人気の撮影スポットは本堂前とだるま石像周辺。同寺には古来、中国から伝わった大きな掛け軸の寺宝「だるま絵」があり、石像は前住職の平家長喜老師(享年101)が百寿の記念に建立した。

 平家住職は「お堂やだるま石像を写真の中に一緒に収めてもらうと、アジサイの赤や白がひときわ映える。見ごろは月末まで。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。問い合わせは全長寺℡(86)2001。

掲載日: 2021年06月22日