4年間の活動に感謝込め

ソプラノ歌手・森屋さんがコンサート

 長浜市に2015年に移住し音楽を通じた地域づくりに取り組んできたソプラノ歌手・森屋結さんが近く長浜を去ることになり、4年間の活動の集大成となるコンサートが30日、木之本スティックホールで開かれた。

 大阪府出身で関西歌劇団などで活躍していた森屋さんは長浜市の地域おこし協力隊として15年8月に木之本町内に移住。地域を巻き込んでオペラ、コンサート、声楽指導などに取り組み、協力隊の任期を終えた後も木之本町内にとどまって音楽活動を続けてきた。

 「ありがとう長浜大感謝祭」と銘打ったこの日のコンサートでは、森屋さんは冒頭「あっという間の4年間でした」と振り返り、ほぼ満席となった会場に「知っている顔を見られて本当に嬉しい。少しでも楽しんでいただける時間になれば」と話しかけていた。

 歌劇「椿姫」「愛の妙薬」をはじめ「サウンド・オブミュージック」の名曲の数々を披露。森屋さんが指導に携わったオペラ合唱団ノルド・デル・ラーゴや長浜市少年少女合唱団輝らりキッズ、ゆかりのある歌手らも出演し、森屋さんの長浜での活動に感謝を込めていた。

掲載日: 2019年07月01日