長小生が考えた「牛パン」

16日販売を前に、児童がPOP作り

 長浜小6年生が考案した「ギュギュッと牛パン」が16日から「まるい食パン専門店」(朝日町)で販売される。牛丼の具を丸い食パンで挟んだ斬新なアイデア商品で、3日には小学校に西村洋平店長(36)を招いて、児童が店に飾るPOP広告やポスターの制作に取り組んだ。

 昨年の「総合学習」の授業で6年C組が地域の商店や観光施設を紹介するパンフレットを作った際、同店を取材した児童4人が牛丼の具などを持ち込んでオリジナルのパンを試作したのをきっかけに、同店が商品化を進めてきた。

 看板商品の丸い食パンで牛丼の具とタマゴサラダを挟んで紅ショウガを添える方針で、西村店長はアイデアを出してくれたC組のためにチーズソースで「C」のマークを描くことも考えている。

 この日は6年C組を訪れた西村店長が「店では思い出パンとアイデアパンを大切にしています」と店の方針などについて説明した後、「牛パン」を宣伝するPOPやポスターのデザインを児童に依頼。「商品化するまでのストーリー、商品内容、特徴を分かりやすく紹介して欲しい」と話していた。

 児童は班ごとに分かれてキャッチコピーを考えたり、商品を紹介する文章を相談したりしていた。

 「牛パン」のアイデアを出した谷村めいさん(12)ら4人は「牛丼の具はご飯にもパンにも合う。ボリュームもある」と語り、商品化されることに「6年生最後の記念になるので嬉しい」と話していた。

 なお、「牛パン」は16日から30日までの期間限定販売。価格未定。

掲載日: 2021年03月03日