ボードゲーム300種 遊び放題

「リスポーン」  6日元浜町に開店

 元浜町の町家2階に約300種のボードゲームが楽しめるスペース「RESPAWN(リスポーン)」が6日オープンする。コロナ禍で「おうち時間」が増える中、ボードゲームの人気が高まりつつあり、スペースを開設した山瀬さん(34)は「ボードゲームというツールを通じて知らない人同士が仲良くなり、新たなコミュニケーションが生まれれば」と話している。

 ボードゲームは電源を使わないテーブルゲームの総称。オセロや人生ゲームなどが知られるが、山瀬さんによると1000作品以上が国内で販売されている。

 山瀬さんは大阪で過ごした大学生時代にボードゲームの面白さ、奥深さに魅了されて以来、こつこつとゲームをコレクションしてきた。2017年に長浜市の地域おこし協力隊員として故郷の西浅井町庄に戻ってからは「都会に比べ遊べる場所がない。ボードゲームであれば、どこでも仲間と一緒に楽しめる」と、さらにのめり込むようになった。協力隊員の任期3年が切れるタイミングでボードゲームを自由に楽しめる場の開設を模索。町家を改修した食堂兼喫茶店の2階を間借りし、念願のボードゲーム場の開設にこぎつけた。

 約22平方㍍のスペースにはテーブル3卓を置き、最大で15人が遊べる。棚には国内、海外のボードゲーム約300種類がずらりと並んでいる。無人島開拓ゲーム「カタン」など世界的に有名なゲームのほか、3月下旬には山瀬さんが企画・監修した新作「オハナラベ」も登場する。

 スペース名の「リスポーン」はゲーム内で倒されたり死んでしまったキャラクターが所定の位置から再スタートすることを意味するゲーム用語で、山瀬さんは現実世界で仕事が大変だったり、嫌な事があった場合に「リスポーンできる場所になれば」との思いを込めた。

 営業時間は平日が午後5時から深夜0時、土日・祝日が正午から深夜0時まで。定休日は月曜と水曜。料金は1時間600円、3時間パック1500円、フリータイム利用が平日2000円、土日・祝日2500円。月間フリーパス(5000円)もある。場所は「さばそうめん食堂@まんぷく丸」の2階。問い合わせは山瀬さん℡080(6214)4932へ。

掲載日: 2021年03月04日