農と音楽で小さなスポットを

柴田夫妻「小屋」「トレーラーハウス」で

 湖北町小倉の柴田義範・智香子さん夫妻は大好きな音楽と農業で皆が集える「小さなスポット」を作ろうと計画。現在、クラウドファンディングでタイニーハウス(小屋)と音楽スタジオの改装資金を募っている。

 義範さんは環境にこだわった自然循環型の農業を実践している父の一義さんと約10㌶で米や麦、大豆などを栽培している。また、もうひとつの顔として、千田壮史さん(木之本町)とギターユニット「ブルーステイラー」を組み、演奏活動をしている。

 30歳の時、自然やモノ、人や心の「循環」を大事にする株式会社「シバタ グラウンド ミュージック」を立ち上げ、智香子さんとともに、自宅敷地内の小さな小屋(約10平方㍍)で、有機肥料で育てた米や石臼挽きの小麦全粒粉、手作り味噌などを販売。リピーターや顧客が増えたが、小屋には水回りなどがなく、十分、受け入れすることができなかった。

 また、義範さんは3年前、トレーラーハウス(15平方㍍)を購入し、音楽スタジオなど多目的に活用しているものの、空調がなく、内装なども手つかずのまま。

 2人は「お客様の顔を見ながら、楽しくおもてなしができるスペースにしたい」と小屋を直販所とカフェに、コンテナを音楽活動やモノづくりができるアートボックスにしようと考えた。

 クラファンでは10月末までに改修費150万円を集めることを目標としている。義範さんは「食と音楽をこの小さなスペースに詰め込みたい」と話している。

 問い合わせは柴田さん℡090(6963)3890へ。

掲載日: 2022年09月26日