子どもの活躍光る将棋大会

長浜で市長杯  木村女流プロの記念対局も

 日本将棋連盟長浜支部主催の市長杯争奪将棋大会が16日市民交流センターで開かれ、県内外から約70人が参加。A級で大学生、B、C級で小学生が優勝するなど若者の活躍が光る大会となった。

 同支部は盛んに大会を開き、近畿や中部一円から強豪が集まることでも知られる。コロナ禍で長らく大会を開けていなかったが、今年5月から再開した。

 市長杯は三段以上のA級、有段者のB級、級位者・初心者のC級に分かれて予選と決勝トーナメントを行い、大阪、京都、愛知、三重、石川県など県外からの参加者が多かった。藤井聡太竜王の活躍などで子どもの間で将棋ブームが続いており、小学生も20人余りが参加。B、C級では小学生が大人を破って上位をほぼ独占していた。

 県内初の棋士で現役最年少の女流棋士・木村朱里さん(光泉カトリック中2年)をゲストに迎えた。木村さんもアマ時代に同支部の大会に出場して棋力を磨いた経験を持つ。記念対局では飛車・角落ちで堺幸大君(河南中2年)=アマ初段=の挑戦を受けた。序盤・中盤の堺君の猛攻をしっかり受けて終盤で逆転し、棋力の差を見せつけた。堺君は「途中までは良かったが、やはり強かった。これを機に、さらに精進したい」と話していた。

掲載日: 2022年08月17日