元浜町の大野さん初優勝

全国じょんから三味線競技会

 元浜町の大野恭子さん(71)が20日に金沢市で開かれた第2回全国じょんから三味線競技会石川大会の「寿年女性の部」で優勝した。

 大野さんは津軽三味線の第一人者だった高橋竹山氏に魅了され、50代半ばで津軽三味線を習い始めた。東京や名古屋の師範のもとに通ってけい古を積み、これまで数々の大会で入賞を重ねてきたが、最高でも準優勝止まりだった。

 北陸唯一となる石川大会は地元を中心に全国から奏者が集った。大野さんが出場した寿年女性の部には音源審査を突破した65歳以上の8人が本選に出場。大野さんは「じょんから節」の力強いバチさばきを披露して念願の初優勝に輝き、「トップになりたくて頑張ってきた。もっと練習して上手くなりたい」と、さらなる研鑽を誓っている。

 元浜町の自宅とハーティーセンター秦荘(愛荘町)で津軽三味線教室「糸の音(ね)」を主宰し、4月からはビバシティ彦根でも教室を開く大野さん。今回の優勝を機に「生徒をたくさん増やして、大合奏をやりたい」と夢をふくらませている。

 なお、教室に関する問い合わせは大野さん℡090(3211)5872へ。

掲載日: 2022年03月24日