一緒にソフトボールしよう!

拠点は長浜、女子中学生チーム「滋賀SBC」発足

 中学生女子ソフトボールクラブ「滋賀SBC」が今月、長浜市を拠点に発足した。選手は長浜、草津の10人。少子化などの影響で中学校の部活動が立ち行かなくなる中で、ソフトボールに挑戦したい中学生の受け皿として誕生した。

 チームは草津市を拠点に活動していた「草津SBC」が前身。全日本中学生男女ソフトボール大会ベスト16など全国レベルの大会に出場してきた。しかし、選手の減少に伴って長浜市内の中学生と合同で練習し、今年1月から滋賀SBCへと衣替えした。

 練習は土日・祝日の午前9時から午後4時までと、平日の火・水・木曜の午後6時から8時まで。平日は自由参加となっている。活動場所は長浜小グラウンド、松の岩公園グラウンド(本庄町)。

 川嶋祥吾監督(56)は「日本のトップチームは世界で金メダルを取る活躍をしているが、底辺ではソフトボールができる環境がどんどん減り、県北部でソフトボールをできる環境は長浜しかない。ここから滋賀のソフトボールを盛り上げたい」と語る。

 新しく発足したものの、目下の課題は選手の確保。今春で3年生2人が引退すると選手は8人となる。14日、松の岩公園で行われた体験練習会には地元の小学生が参加し、クラブチームのプレーの感触を確かめていた。副キャプテンの近藤絆さん(長浜西中2年)は「みんな明るくて年齢関係なく仲が良いチームで、全国大会出場を目指している。一緒にソフトボールを楽しみましょう」と呼びかけている。

 次回の体験・見学会は27日、松の岩公園グラウンドで開催。クラブの活動の様子は公式インスタグラム(http://tinyurl.com/y4mp4tm3)で確認できる。

掲載日: 2024年01月17日