米原の子ども食堂拡張へ「支援を」

長沢のリエゾン利用者増、改装費募る

 米原市長沢で子ども食堂「Liaison(リエゾン)」を運営するNPO法人Take—Liaisonが、参加する子どもたちの数が増えてきたことから活動場所を拡張。その改装費用を集めるためクラウドファンディングを実施している。

 同法人理事長で元小学校校長の北居丈範さん(65)が自宅敷地内の2階建ての農機具倉庫を改装し、延べ約56平方㍍の広さで2016年1月から子ども食堂を開始。毎週第1水曜に運営し、当初は小学生10人ほどのみが利用していた。

 19年から「子どもとおとなのつながりづくり居場所づくり」をテーマに、ひきこもりの支援事業やコミュニティカフェなど活動内容を拡大。現在では幼児から中学生までの子ども約40人のほか、保護者やボランティアを含めると計約70人が集まる規模になっている。

 現在のスペースは手狭で身動きがとれない場合があり、食事の際などには感染対策が必要なため、農機具倉庫内の物置や卓球台のある場所約21平方㍍分を拡張し、食事スペース兼卓球コーナーにすることにした。

 北居さんは「子どもたちが安全にのびのび活動でき、保護者の皆さんにも広々と過ごしてもらえるよう協力をお願いしたい」と話し、改装費用の一部の100万円をクラウドファンディング「READYFOR」で募っている(https://readyfor.jp/projects/119968)。リターン品はオリジナルのスプーンやコースターなど。10月8日まで。改装工事は11月中に終了予定。問い合わせは北居さん℡090(5124)6810。

掲載日: 2023年09月13日