石崎さん、教職員相撲優勝

長浜養護学校勤務、10月はサウジヘ

 長浜養護学校教員の石崎涼馬さん(23)=平方町=が20日に佐賀県で開催された第61回全国教職員相撲選手権大会で優勝。28日、浅見宣義市長を表敬訪問して優勝を報告した。

 石崎さんは大阪府四条畷市出身で小学3年から相撲を始め、明徳義塾高を経て日体大へ進学した。昨年にはアマチュア相撲大会最高峰の全日本相撲選手権大会で個人戦3位に入賞するなど活躍目覚ましい。身長は173㌢、体重は120㌔。兄は大相撲秋場所で新十両昇進が決まった朝紅龍(高砂部屋)。

 日体大OBで滋賀県相撲連盟事務局長、長浜養護学校教員の田中敦司さんの招きで今春から同校の教員となった。平日は勤務後に市内の土俵で、週末は日体大や近隣大学で稽古に励んでいる。

 教職員相撲選手権大会は日本相撲連盟主催で、同連盟に登録する全国の教員約60人が出場し、教員1年目の石崎さんが個人戦を制した。

 表敬訪問を受けた浅見市長は西黒田地域の金太郎伝説や大相撲宮城野部屋の合宿など、長浜と相撲のゆかりの深さを石崎さんに伝え、「これからの大会でも是非、活躍して長浜の名前を広げてほしい」と話していた。

 石崎さんは今後、10月13日からの鹿児島特別国体、同21日からサウジアラビアで開かれる格闘技祭典「ワールドコンバットゲームズ」に出場する。「サウジでの大会は重量級、無差別級の両方に出場する。日本代表として優勝を目指し、国体でも良い成績を残したい」と抱負を語っている。

掲載日: 2023年08月29日