小谷城の「御城印」が人気に!

ブームにあやかり、戦国資料館で販売

 「御朱印」ブームにあやかり、小谷戦国歴史資料館で浅井3代の居城「小谷城」の「御城印」が販売され、人気となっている。

 近年、女性を中心に寺社を巡り、参拝者向けに押印、署名が入った「御朱印」を集めるのが流行。彼女らを「御朱印ガール」と呼び、社会現象となっている。

 史跡の中には寺社の境内となっている城跡があるケースが多く、「御朱印ブーム」が拡大するのに伴い、城の登城記念に「御城印」を求める声が多くなった。

 小谷城址保勝会はマニアの要望に応えようと、戦国時代、浅井家が3代にわたり居城としていた日本百名城「小谷城」の「御城印」を作成した。

 横10㌢、縦15㌢の用紙には「日本五大山城」「江州 小谷城」の筆文字と「三盛亀甲花菱紋」と長政の花押が入っており、1枚300円。同会は売上金を小谷城の環境整備費の協力金として役立てる。

 岐阜県多治見市から訪れた女性は「3年前から収集しており、近年は御城印を置くところも増えた。城は点在しているので、集めるのに時間がかかるが、各地を巡るのは楽しい」と話していた。

 

米原は「京極氏館」「上平寺城」も販売

 米原市春照の伊吹山文化資料館では伊吹山の国の史跡、京極氏館と上平寺城の「御城印」の販売が始まった。

 米原市の市民グループ「伊吹城郭懇話会」が作った御城印には中世、北近江の守護大名だった守護所「京極氏館」、詰の城「上平寺城」の筆文字と家紋が入っており、1枚300円。同会は「是非、現地も訪れてほしい」と話している。問い合わせは伊吹山文化資料館℡(58)0252へ。

掲載日: 2020年03月07日