ビームライティングで花火大会彩る

令和記念し8月5日の北びわ湖大花火大会

 長浜港一帯で8月5日に行われる夏の風物詩、長浜・北びわ湖大花火大会。今年は令和元年を記念し、照明の光による「ビームライティング」のショーを催すことになった。

 ビームライティングを手掛けるのは、殿町の一柳忠彦さん(48)。大阪芸大卒業後、東京のテレビ局などで照明家として活躍し、音楽番組の照明監督やデザインなどを担当。日本照明家協会優秀賞にも輝いている。8年前に独居の母親の介護のために長浜へ帰郷し、現在は大阪の専門学校で演出照明の講師を務めながら、照明家、演出家、デザイナーとして活動している。地元では乳がん予防啓発のために長浜城をピンク色にライトアップしたり、黒壁のライトアップイベントを手掛けたりしている。

 花火大会当日は長浜港の突堤2カ所に最新型の照明20台を設置し、花火の打ち上げと音楽に合わせて、色とりどりの照明の光で会場を彩る。一柳さんは「長浜港がコンサート会場のようになる。県内の花火大会では初めての取り組みで、花火とビームライティングの共演を皆さん、期待して下さい」と話している。

掲載日: 2019年07月24日