2019年11月25日

長浜病院で参観日、親子ら楽しむ

手術室見学や点滴体験など

 市立長浜病院で23日、体験などを通して病院を身近に感じてもらうイベント「びょういんの参観日」が開かれ、730人が来場した。普段は立ち入れない手術室などの見学もあり、家族連れが医療の最前線の仕事に触れていた。

 院内では各診療科が工夫を凝らした催しを企画。看護局では白衣を着用して点滴管理や赤ちゃんのおむつ交換などがあり、子ども達が看護師の仕事を体験。ヘルスケア研究センターでは血管年齢の測定などがあり、順番待ちの行列ができていた。

 定員を限定して実施した病院見学ツアーには24組の家族が参加。中央手術室では担当の看護師からベッドの傾きやライトの位置を変えられること、手術器具の持ち方などの説明を受けた。放射線技術科ではCTを使って玩具の断面図を紹介。参加した小学生は「最初は何かわからなかったが、重ねていくとおもちゃのトーマスだったのにびっくりした」と話していた。

 市立長浜病院経営企画課は「初めての開催だったが、多くの方に参加していただき長浜病院を知ってもらうきっかけになった。このイベントを通じて、未来の医療関係者が育ってもらえると嬉しい」と話している。

2019年11月22日

えきまち直営マルシェ、来月再開

目玉は久遠チョコの滋賀1号店

 JR長浜駅前の再開発ビルを運営する第3セクター「えきまち長浜」は赤字を理由に閉店していた直営の旧マルシェを12月7日に再オープンさせることを明らかにした。NPO法人「つどい」(川村美津子理事長、常喜町)の関連会社が運営パートナーとして参加し、チョコレートブランド「チョコレート」の滋賀1号店を出店するほか、長濱大学(ハマダイ)がキッチンスペースを活用するなどして体験講座を開催する。

 久遠チョコレートは豊橋市に本店を置き、障害者や引きこもりの若者らの働く場所の確保などを目指して全国にフランチャイズ展開している。チョコの中にドライフルーツやナッツを詰め込んだ「テリーヌ」がスタンダード商品で、ほうじ茶、京番茶、柿、ゆず、焦がしきな粉など個性あふれるラインナップが魅力。

 福祉事業や農業に取り組む同NPO法人が地域の障害者や高齢者の働く場を設けるため出店を決めた。旧マルシェの一角に店舗を設け、商品を製造・販売する。川村理事長は「市民の笑顔があふれる空間にし、ワクワクする企画を次々と打ち出していきたい」と話している。

 えきまち長浜では旧マルシェを「誰もが挑戦でき創造できるスペース」と位置づける。市民へのアンケートで「居場所」を求める声が多かったことから、学生やJR利用者が自由に利用できるスペースを設けるほか、市街地で種々の体験講座を開いている長濱大学がキッチンスペースを活用した講座を企画している。

 また、特産品や生活道具、食品、観葉植物を中心に取り扱うライフスタイルショップも一部に設ける。

スペイン料理講座、エルオチョ店主指導

 えきまちテラス長浜の旧マルシェ再オープンを応援するため、長濱大学は12月8日、スペイン料理店「エルオチョ」(大島町)の店主・金澤淳さんを講師に招いたスペイン料理講座を開く。旧マルシェのキッチンスペースを活用し、カブと鶏ベーコンの白ワイン煮、クレームブリュレを作る。午前10時、正午、午後2時からの3回あり、定員各10人。参加費は2000円。申し込みは長濱大学のホームページから。

[2019年11月22日]

2019年11月20日

長浜プロレス旗揚げ興行、曳山博物館広場で

23日、三銃士・三成など10人参戦

 プロレスを通じて長浜の街と曳山まつりを盛り上げようと、市民有志がご当地プロレス団体「長浜プロレス」を結成し、23日午後1時から曳山博物館広場で旗揚げ興行を行う。

 かつてセミプロとして活躍していた会社員・平居由宣さん(48)=元浜町=が中心となって結成し、今年6月にプレ旗揚げ戦を実施。以来仲間を増やし、現在はスタッフや練習生を含め14人体制となっている。

 旗揚げ戦では歌舞伎の隈取を施したマスク姿のエル・ヒキヤマをはじめ、石田三成の化身・MITSUNARI、盟友のYOSITSUGU、ブラックバスなどが登場。1990年代のプロレス黄金時代を築いた「闘魂三銃士」(武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也)をリスペクトした「長浜三銃士」もお目見え予定。また、京都の祇園プロレスからは祇園ストロングマシーン1号・2号が参戦し、旗揚げ戦を盛り上げる。観戦無料。

 レスラーの職業は会社員、自衛隊員、飲食店経営などさまざま。市民体育館で練習に励み、趣向を凝らした演出や、長浜らしいオリジナル必殺技を開発中という。

 曳山まつりで若衆筆頭も務めた平居さん。「プロレスを通じて曳山まつりを盛り上げ、長浜はすごい所だとPRしたい」と意気込み、「今の子ども達はプロレスを知らない。生の迫力と面白さを伝えたい」と子どもの来場も呼びかけている。

[2019年11月20日]

2019年11月19日

榎木町の堀内さん、アルプラでボランティア活動報告

台風被災地、人手不足を訴える

 台風19号による河川氾濫で被災した長野市内で、長浜市榎木町のNPO法人職員・堀内正訓さん(40)がボランティア活動に取り組んでいる。17日に一時帰宅したのを機に、18日から20日までアルプラザ長浜で被災地のようすを写真などで伝える展示「災害救援活動報告会」を催し、市民に災害への備えや被災地支援への協力を呼びかけている。

 台風19号では長野市をはじめ、関東や東北など東日本の広い範囲で河川が氾濫するなどの被害が発生し、90人以上が死亡。現在も各地の被災地で復旧活動が行われている。

 熊本地震の被災地で2年間にわたるボランティア活動に取り組み、有志グループ「支援の『わ』」の代表も務める堀内さん。長野市内を流れる川が氾濫した10月13日のその日のうちに被災地に入り、被害状況を調査・把握した。仕事のためいったん長浜に戻り、翌週末にチェーンソーやエンジンカッター、発電機、高圧洗浄機などの機材を車に積んで被災地へ向かい、床上浸水した民家で泥をかき出すなどの活動に取り組んだ。

 週末明けの月曜には仕事のため長浜に戻り、職場にボランティア活動の継続を打診。経営者の許可をもらい、22日から11月17日まで現地でボランティアセンターの運営支援などにあたった。

 堀内さんは「被災地が広域で、支援の力が分散している」と指摘し、全国からボランティアが集中した熊本地震との差を肌で感じている。「長野では雪が降るまでが勝負だが、人手が足りない」と危機感を募らせている。

 ボランティアの手が足りないため、現地では地域住民向けに被災家屋の復旧に向けた講義も実施。浸水した家屋は床や壁の中の断熱材が水分を含んだ状態となっており、これを放置すれば後々カビが生えることなどを説明したという。また、住民のコミュニティの維持・強化のため炊き出しで交流の場を設けるなど、これまでの災害ボランティアで培った経験を生かしている。

 25日から再び被災地に入り現地で年を越す予定という堀内さん。「ボランティアというと泥かきなど大変な作業がクローズアップされるが、写真の洗浄や窓ふきなどもある。現地では幼児もボランティア活動に参加していた。外での活動で疲れて帰ってきたボランティアにおしぼりを渡す役目。小さな子どもにおしぼりをもらって、みんなが癒されていた」と語り、災害ボランティアへの協力を呼びかけている。

 アルプラザ長浜での報告会では被災地の現状やボランティア活動を伝える写真を展示し、車に取り付けた360度カメラで撮影した動画も放映している。また、被災地で売り物にならなくなったリンゴを買い取り、来場者に無料で配布。「被災地の現状を少しでも知るきっかけになれば」と話している。報告会では堀内さんが常駐している。

[2019年11月19日]

2019年11月15日

学校でプロが生演奏、コンサートを前に

クラシックの楽しさ、感じて

 浅井文化ホールで23日開かれるコンサートを前に、プロの奏者が地元の小学校を巡り、クラシック音楽の楽しさを伝えている。

 ホールを運営するロハス長浜では子どもたちの豊かな感性を育もうと、5年前から、小学校で音楽の出前授業をしている。

 今年は朝日、びわ南、湯田、浅井、永原の5校にコンサートの出演者で大阪交響楽団に所属する吉岡克典さん(バイオリン)、吉岡麻梨さん(ピアノ)、大谷雄一さん(チェロ)が出向き、生演奏をしている。

 湯田小学校では14日、5年生86人が講師の大谷さん、吉岡さんから弦楽器について説明を受けたり、コンサートの演奏曲などに耳を傾けた。

 大谷さんはバイオリンやビオラなど弓で4本の弦を擦る楽器を「擦弦楽器」と呼び、サイズが大きくほど低い音を発することやこれらの楽器の中には「魂柱」と呼ぶ共鳴する棒が入っていることなどを紹介した。

 また、チェロの独奏やピアノとのハーモニーで「愛のあいさつ」「白鳥」「赤とんぼ」などを披露。児童たちは心地よい音楽に聞き入っていた。

 清水獅門君は「手の細かい動きに驚いた。テレビとは違い、生の演奏はすごい」と話していた。

 

キラキラコンサート、23日浅井文化ホール

 長浜市民芸術文化創造会議は23日午後2時から浅井文化ホールでキラキラコンサートを開く。

 クラシック音楽をより身近に感じてもらう企画で、吉岡克典さん(バイオリン)、吉岡麻梨さん(ピアノ)、大谷雄一さん(チェロ)のほか、長浜市出身のソプラノ歌手・脇阪法子さん、湖北オーケストラが参加する。

 プログラムはブラームス「ハンガリー舞曲6番」、メンデルスゾーン「ピアノトリオ第1番ニ短調」、ディズニーソングなど。入場料500円。3歳以下は膝上で無料。チケットは浅井文化ホール、長浜文芸会館、アルプラザ長浜、臨湖などで発売中。と合わせは同ホール℡(74)4000へ。

2019年11月13日

草野さん、時遊館で50年の回顧展

「頑張ればできるという、ひとつの姿を」

 三川町、虎姫時遊館で元中学美術教諭・草野貞夫さん(76)=北之郷町=が、この50年間に描いた作品を集めた回顧展が開かれている。

 草野さんは滋賀大学在学中、絵画研究室に入り、卒業後は虎姫中を皮切りに、びわ、浅井、湖北中などで美術を教え、富永小学校の校長を最後に38年間の教職員生活に終止符を打った。

 引退後も油絵を描いていたが、2015年、脳梗塞を発病。色の塗り重ねができなくなり、創作活動を断念した。しかし、4年後、一念発起し、絵画サークル「パレット」「100絵会」で活動を再開。今では題材探しをしたり、大作の制作に挑んでいる。

 モチーフにしているのは長浜の祭りや子どもたちの躍動する姿、生活感のにじみ出た風景など。中には自治会長の時、自治会館建設を計画したが、土地と金銭的な課題が生じ、その決断時の総会の様を描いた「凍結」や自宅の改築時に家族8人と猫2匹が仲良く過ごしている風景を表現した「報恩」など、その時々の情景を表した作品も。大作30点のほか、小品を多数並べている。

 回顧展は最初の教え子4人の発案。草野さんは「教え子たちのおかげで回顧展を開くことができた。頑張ればできるという、ひとつの姿を見てほしい」と話している。午前9時から午後4時半、22日まで。18日休館。無料。

2019年11月8日

南郷里幼稚園付近、クッションドラムに啓発横断幕

「お散歩道ゆっくり走って」、園児死傷事故から半年

 大津市で5月、散歩中の園児らの列に車が突っ込み、16人が死傷した事故から半年。南郷里幼稚園近くの県道南小足町北交差点に8日、ドライバーへ安全運転を呼びかけるクッションドラム(衝突衝撃緩衝具)がお目見えした。

 県や市教委の「散歩コース」点検により、通行量や事故の多さ、園からの要望を受け、長浜地区安全運転管理者協会が安全対策を考察。県が設置しているクッションドラムに「園児お散歩道ゆっくり走って」と書いた縦55㌢、横約2㍍のビニール製横断幕を巻きつけ、道行くドライバーらに安全運転を呼びかける。

 この日は南郷里幼稚園の園児計8人が長浜署交通課の西口しお里巡査部長のアドバイスで、交差点内に置いてあるクッションドラム2個に横断幕を巻いた。

 この後、5歳児32人がクッションドラムを囲み「運転手さん、ゆっくり走ってください」と大きな声で呼びかけていた。

 同園の上崎順子園長は「半年前の事故のこともあり、環境を整えてもらったことはありがたい」と話していた。ここの押しボタン信号機付き交差点では過去5年間で3件の事故が発生。長浜署では効果が見られれば、他の危険カ所にも設置する考え。

2019年11月6日

紅花で「まち」咲かせます

丸子船ゆかりの西浅井で地域おこし

 江戸時代、琵琶湖で活躍した丸子船の港があった西浅井で、輸送されていた紅花を使ったまちおこしが始まった。

 大浦、塩津から大津まで運行されていた丸子船は、米のほか、最上紅花や漆器、魚介類や反物が主な運搬品だった。最上紅花は山形県が産地で、西陣織の染料や化粧用の紅、血行を良くする生薬として利用でき、質の良さから高価な商品として扱われていた。

 酒田港から敦賀を経由し、京都、大阪まで大量に運ばれていたが安価な染料の輸入や化学染料の台頭により、生産量が激減。山形県では日本遺産として、保存・継承が進められている。

 一般社団法人「日本紅全国紅花協議会」の事務局・深川正達さんが昨秋、紅花輸送ルートをたどり、「北淡海・丸子船の館」を訪れた際、山形県出身の同館スタッフ・近持眞奈美さんに作品作りや食材など、さまざまな用途に活用できる紅花による、まちおこしを提案した。

 西浅井まちづくり地区地域づくり協議会の委員でもある近持さんは、メンバーたちに紅花の歴史や魅力を紹介。山形から譲り受けた最上紅花の種を利用し、まちおこしを図ることになった。

 休耕田約5㌃に種を撒き、試験栽培。収穫した花を用い、今夏、「お花畑大作戦」と銘打ち、住民らに紅花の活用法などを紹介。今月10日には「水の駅まつり」で紅花のハーバリウム、リース作り体験を行う。

 今後、栽培面積を拡大する予定で、新たな活用法を模索中。近持さんは「あまり知られていない紅花の魅力を知ってもらえれば」と話している。

 なお、水の駅まつり体験教室の問い合わせは西浅井総合サービス℡(89)0281へ。

2019年11月2日

「長浜きものの集い」に約370人

和菓子・革細工など、多彩な講座

 着物姿で多彩なカルチャー講座を楽しむ「長浜きものの集い」が2日、長浜市街地一帯で開かれた。

 集いは10月の「長浜きもの大園遊会」と並ぶ和装イベントで、今年で22回目を迎える。振袖姿の若い女性を対象とした大園遊会に対し、年齢や性別を問わずに参加できることと、商店主らが企画する趣向を凝らしたカルチャー講座が人気で、年々、参加者が増やしている。今年は県内を中心に約370人が受講し、遠くは埼玉や神奈川からの参加者もいた。

 商店や古民家などを会場に和菓子作り、革細工、漆工芸など33種類の講座が開かれた。湖北観光情報センター四居家で開かれた和菓子作り講座では、「清湖堂」の大橋清太郎さんが工芸菓子の「はさみ菊」の作り方を指導した。丸めたに糸切りハサミで切り込みを入れて菊の花に見立てる技法で、参加者は大橋さんの指導を受けながら丁寧に花びらの1枚1枚を作り出していた。

 長浜大手門通りの皮細工店「手作りブラン・クチュール村」では水上潤一さんの手ほどきでレザークラフトに挑戦。革を縫い合わせてコインケースを手作りした。曳山博物館では「クチートとみおか」の冨岡尚子さんの指導で浜縮緬の布などを使った日傘作りがあり、参加者は三角形に裁断した布をミシンで縫い合わせるなどして自分だけのオリジナルの傘に仕上げていた。