2026年10月8日

米原曳山まつり10〜12日

旭山と松翁山が子ども歌舞伎を披露

 米原曳山まつりが10日から12日まで湯谷神社一帯や米原駅周辺で開かれる。今年は旭山組と松翁山組が子ども歌舞伎を演じる。

 米原曳山まつりは江戸時代後半の明和年間(1764年〜72年)に湯谷神社の祭礼として始まったとされる。長浜の曳山まつりを手本にしたと伝えられており、北町の旭山組、中町の松翁山組、南町の壽山組が受け継いできた。

 宵宮の10日は、午後8時半から各山の組詰所を出発して登り山を行う。今年は2基ともを跨線橋越え、米原駅西口にそろって姿を見せる。駅西口では旭山組が午後2時25分と同5時、松翁山組が午後3時40分から上演する予定で、駅前に2基の曳山が並ぶ姿が見どころとなる。

 本楽の11日は午前9時以降、市役所本庁舎前と旭山本陣前を出発してお渡りを行う。湯谷神社では旭山組が正午、松翁山組が午後1時45分からそれぞれ子ども歌舞伎を上演する。

 12日は後宴が行われ、街中で子ども歌舞伎が上演される。上演時間や演目のあらすじなどは米原曳山まつりのホームページなどで確認できる。

 今年の演目は、旭山組が「伽羅先代萩  奥御殿の場」、松翁山組が「奥州安達原  三段目  袖萩祭文の場」。各山の子ども役者は次の皆さん。

 【旭山組】▽鶴千代=土田翔海▽千松=中川陽太▽乳母政岡=後藤樹▽八汐=土田結琉▽栄御前=本城凱大▽沖の井=中川瑛太。

 【松翁山組】▽平傔仗直方=川﨑大知▽安倍貞任=髙木陽太朗▽袖萩=古澤紘都▽安倍宗任=田辺智也▽浜夕=川﨑新大▽八幡太郎義家=山内琥太郎▽お君=池原律希。

2026年10月8日

児童育てた苗、伊吹山の再生に

イブキジャコウソウ、米原市へ300個

 伊吹山の植生を取り戻そうと、伊吹小学校の児童たちが校庭で育ててきたイブキジャコウソウの苗の引き渡し式が7日、同校で行われた。児童たちが水やりなどをして育てた苗を角田航也市長らに手渡し、伊吹山の自然再生への願いを託した。

 伊吹山ではシカによる食害で裸地化が進んでいることから、山麓の伊吹小では植生復元に向けた取り組みを計画。相談を受けた市民団体「ユウスゲと貴重植物を守り育てる会」が、シカが食べない在来種のイブキジャコウソウを育てて植栽することを提案した。

 同会メンバーの竹岡昌彦さん(70)=市場=が昨年秋から育ててきた苗約150株を伊吹小に提供。伊吹小では5月7日に全校児童がポットに苗を植える作業を行い、その後は水やりなどを続けながら大切に育ててきた。

 この日の引き渡し式には全校児童70人のほか、市職員や同会のメンバーらが参加。各学年の代表児童がポット約300個分に育った苗を角田市長や同会のメンバーに渡した。

 竹岡さんは「立派に育ててもらってうれしい。早く登山道が開通し、皆さんが見に行ける日が来たらいい」とあいさつ。角田市長は「イブキジャコウソウはこれからしっかり根付いて育っていく。これからも一緒に伊吹山を見守っていきましょう」と児童たちに呼びかけた。

 いずれも4年生の高木誠太郎君(9)は「伊吹山の自然を取り戻したいという気持ちで水やりをしてきた」と話し、小松幹太朗君(9)は「昔みたいに、お花と緑いっぱいの伊吹山を早く見たい」と期待を込めた。

 苗を受け取った市は早速、6合目に運んで植栽した。イブキジャコウソウは地面をはうように広がる多年草で、夏に淡いピンク色の花を咲かせる。苗が順調に根付けば、来年夏以降には伊吹山の斜面を彩る姿が見られる予定。

 

 

2026年10月7日

地域おこし協力隊に高見澤さん

移住コンシェルジュとして「魅力発信」

 彦根市の新しい「ひこね地域おこし協力隊」に、千葉県市川市から移住してきた高見澤一輝さん(23)が就任。1日に市役所で開かれた委嘱式で、高見澤さんは「彦根の魅力を多くの皆さんに発信したい」と抱負を語った。

 市は2016年から、移住希望者への情報発信や就労支援などを担う「移住コンシェルジュ」として地域おこし協力隊を募集。前任者が昨年12月31日で任期を終えて退任したため、新たな隊員を募っていた。

 新しく移住コンシェルジュとなった高見澤さんは、大学時代に学内のNPO法人で活動し、若者の居場所づくりや地域コミュニティーづくりに取り組んだ。大学卒業後は教材玩具メーカーに勤務していたが、地方でのまちづくりに貢献したいとの思いから、彦根市が移住希望者向けに実施している「オーダーメイド市内案内」に応募。市内を見て回り、彦根での暮らしに関心を持った。

 市役所で田島一成市長から委嘱状を受け取った高見澤さんは「彦根の皆さんの思いを持ちあげるジャンプ台のような存在になりたい」と話し「多くの市民の皆さんと話をしながら、移住希望者に彦根の魅力を発信していきたい」と意気込みを語った。

 なお、ひこね地域おこし協力隊は2011年5月以降、今回の高見澤さんを含めて8人が就任し、うち4人が移住コンシェルジュ。

(滋賀彦根新聞)

2026年10月7日

「ナウマンゾウサミット」を中継

長野・信濃町の模様、来秋多賀で開催

 ゾウの化石を生かした地域づくりに取り組む自治体が交流する「全国ナウマンゾウサミット」のパブリックビューイングが9日午後1時20分から、多賀町のあけぼのパーク多賀で開かれる。

 多賀町内では1916年以降に約4万年前のナウマンゾウの化石が多数出土し、93年には約180万年前のアケボノゾウの化石も発見された。

 ゾウの化石を地域の魅力として町おこしにつなげようと、多賀町、北海道幕別町、東京都中央区、長野県信濃町の4自治体が昨年1月に都内で初めてサミットを開催。昨年10月には幕別町で2回目を行い、3回目の今回は信濃町で開く。

 来年11月の多賀町での開催に向けて、機運を高めようと信濃町でのサミットの様子を中継するパブリックビューイングを行う。当日は4自治体とオブザーバー参加の神奈川県横須賀市によるこれまでの活動報告がある。多賀町は「シガタガゾウのサト祭り実行委員会」会長の中川信子さんが町内でのアート展と小学生たちの地域学習の取り組みを紹介する。

 中継は午後5時まで。参加無料。出入り自由。参加者には缶バッジを進呈し、当日に限り町立博物館の常設展示室の観覧が無料になる。

(滋賀彦根新聞)

2026年10月7日

農家の情報発信拠点オープン

「ウメルスタンド」石寺の湖岸に

 JA東びわこは1日、農産物の直売所だった旧美浜館(彦根市石寺町)の建物を改装し、生産者の情報発信拠点「Umel STAND(ウメルスタンド)」としてオープンした。店舗前にキッチンカーも常設し、農業体験や食育イベントなどで地域の農業をより身近に感じることができる場にしていく。

 JA東びわこは昨年まで、美浜館で農産物を販売していたが、消費者が地域の農業や生産者の魅力を「知る」「味わう」「体験する」ことができる新たな交流拠点を目指し、約100平方㍍の建物を改装。食と農のすきまに届ける(すきまをうめる)ために配信しているウェブマガジン「Umel」から店舗名を付けた。

 店内では彦愛犬の農産物で作られた、いちごあめや酒粕プリン、とよ坊かぼちゃプリン、米粉の菓子など約20品目を販売。旬の農産物と農家を紹介するデジタルサイネージを置いて、生産者を身近に感じてもらえる工夫をしている。第1弾として、デジタルサイネージで紹介されている彦根梨農家の吉田恵治さん(50)は「農家一人一人が違った色んな思いを持ち、おいしく食べて笑顔になってほしいと思っている。そんな思いを知ってもらえたらうれしい」と語っていた。

 店前のキッチンカーではスムージーなど地元食材を使った商品を販売。今後、農業体験やワークショップ、食育イベントなども開催していく。店長の小西雄二郎さん(42)は「各農家のこだわりや栽培にかける思いを知ってもらえるよう、気軽に立ち寄れるような施設にしたい」と話していた。ウメルスタンドの営業時間は午前9時から午後4時、キッチンカーは午前10時から午後3時。水木曜休み。見学自由。

(滋賀彦根新聞)

 

 

 

2026年10月6日

まちなか彩る多彩なアート

アートインナガハマ 2日間にぎわう

 長浜の秋を彩る恒例の芸術祭「アートインナガハマ(AIN)」が3、4の両日、中心市街地一帯で開かれた。今年は40回目の節目で、全国から156組の作家が参加。商店街は多くの観光客や市民でにぎわった。

 会場にはアクセサリー、革細工、木工、絵画、陶芸など多彩な作品が並び、来場者は気に入った作品を手に取ったり、制作した作家から直接話を聞いたりして交流を楽しんだ。

 曳山博物館広場では、3人組のアーティストユニット「KAOMANGAI」がライブペインティングを実施。2日間かけて大型作品を描き上げる様子を、多くの来場者が足を止めて見守った。

 きいなパークなどでは陶芸や木工、アクセサリー、苔玉作りなど19種類のワークショップが開かれ、子どもから大人までが作家の指導を受けながらものづくりを体験した。

「あ〜たま展」受賞者決まる

 ギャラリー楽座では、長浜ジュニアアートに通う子どもたちの作品を集めた「あ〜たま展」も開催。「アーティストの卵たち」の絵画作品が並び、来場者の人気投票が行われた。

 アートインナガハマ会長賞には鈴木那歩さん(長浜北高3年)の「ヨーロッパの冬景色」、副会長賞には脇坂宇美さん(米原高1年)の「りす」が選ばれた。滋賀夕刊新聞社賞は辻井裕乃さん(南郷里小4年)の「おじぞうさんになったパンじいちゃん」が受賞した。

 このほか入賞は次の皆さん。

 佐治要汰、辻井保希、葛川詠史、中田圭、尾崎絢心、木野瑞樹、佐野澪、二宮柚、中川陽那、桐畑依采、金森心咲、蓮元宗。

 

 

 

2026年10月6日

市主催の恋結びフェス、31組成立

「婚活はハートの筋トレ」、専門家が〝脱受け身〟アドバイス

 「失敗しても大丈夫。婚活はハートの筋トレです」。20、30代の独身男女を対象にした大規模婚活イベント「恋結びフェス」が3日、北ビワコホテルグラツィエで開かれ、103人が参加した。すぐに男女を引き合わせるのではなく、まず男女別の「婚活作戦会議」でそれぞれの心構えを整えてから交流をスタート。最終的に31組のペアが成立した。

 長浜市が、婚活プラットフォームを運営するオミカレと連携して企画した。参加者は長浜市内が約4割、市外が約6割だった。

 イベントの特徴が交流前に行った男女別の作戦会議。婚活コーディネーターの荒木直美さんは、婚活の経験が少なく自信を持てない男性も多いとして、まず失敗を恐れないよう呼びかけた。

 「婚活はハートの筋トレ」。異性に声をかけ、会話し、気になる相手に意思を伝えることそのものが経験になるとして、「今日やらなかったらいつやるんだ」と積極的な行動を促した。行政主催のイベントで身分証明書の確認も行われていることにも触れ、安心して一歩を踏み出すよう背中を押した。

 一方、女性へのアドバイスは全く異なる。テーマは「脱受け身」。相手から声をかけてもらうのを待つだけでは、せっかくの出会いを生かせないとして、「待ってるだけのお姫様になったらもったいないよ」と自分から動くことを求めた。

 荒木さんは、婚活では男女の意識や期待にずれが生まれやすいとみる。男性には自信を持って一歩前へ出てもらい、女性には理想や条件だけで相手を判断せず、目の前の相手と向き合ってもらう。「男性は引き上げる。女性には少し階段を降りてきていただく」と表現する。

 さらに「飛行機も飛ぶ高度が違えば、出会うことはない」と例え、男女それぞれの「高度」を合わせてから引き合わせることが大切だと説明する。「ただ同じ土俵に上げるだけでは、条件の押し付け合いになってミスマッチが起きる。男女のアプローチは全く違う」とし、双方の意識を近づけてから交流に入ることで、対等で誠実な婚活につながると話した。

 作戦会議を終えると男女が対面。10グループに分かれ、職業や出身地、学生時代の部活動などを交えて自己紹介した。クイズやジェスチャーゲームにも挑戦し、会場は次第に打ち解けた雰囲気に包まれた。

 交流が始まってからも荒木さんのアドバイスは続いた。女性同士だけで話し込む姿を見ると「目的を見失わないで」と声をかけ、「恋の種はたくさん蒔いてあげましょう」と、多くの相手と話すよう促した。一人になっている参加者にはスタッフに声をかけるよう案内し、交流の輪に入りやすいよう支えた。

 その後は専用アプリ「オミカレLive」を使い、気になる相手に「いいね」を送った。フリータイムでは参加者が自ら相手を訪ね、会話を重ねた。

 荒木さんが重視するのは、その日にカップルになることだけではない。「出会いがない」と感じている人ほど、自分自身に出会いの機会をつくる必要があるとして、会場に足を運び、異性と話し、「いいね」を送る経験そのものを大切にするよう参加者に伝えた。

 彦根市から参加した30代男性は「職場に出会いはない。30代なので結婚し、子どもがほしい」と話した。この男性も、この日のマッチングでカップルが成立した。

 最終的に成立したのは31組。ペアになった男女はホテルのチャペルを見学し、2人で鐘を鳴らして記念撮影した。

 浅見宣義市長もチャペルを訪れ、成立したカップルに北近江豊臣博覧会の招待券を手渡した。「ぜひデートに使って」と呼びかけ、出会った2人の次の一歩を後押しした。

 約3時間前まで互いの名前も知らなかった男女が並んでチャペルの鐘を鳴らす—。市は今回の結果を踏まえ、結婚を希望する若者の出会いの機会づくりや、その後の交流につながる支援を進めたい考え。

2026年10月6日

50歳の節目、地元で歌う

9日、岡田健太郎さん記念コンサート

 米原市出身・在住のシンガーソングライター、岡田健太郎さんが9日午後6時半からルッチプラザで50歳の節目を記念したコンサート「マイスタンダード050」を開く。

 岡田さんは東京芸術大学音楽学部声楽科卒。弟の和宏さんと「Family〜おかだ兄弟〜」を結成し、音楽活動を展開。2006年、和宏さんが作詞・作曲した「矢印」が、綾野剛さん主演のテレビドラマ「イヌゴエ」の挿入歌に採用され、同曲で全国デビューした。

 その後はソロ活動を中心に、現在は県内外で年間30〜50公演ほどの演奏活動を行っている。歌唱指導にも携わり、2020〜25年には県立文産会館の次世代ユースシアター事業で講師を務めた。

 作曲家としても舞台作品を中心に多くの楽曲を手掛け、河南小学校や西浅井小学校などの校歌を作曲。子どもたちと歌を作るワークショップから生まれた作品も50曲を超える。

 今回の公演は、50歳を迎えた岡田さんがこれまでの音楽人生を振り返り、「もう一度歌いたい曲」「これから歌いたい曲」など、自身が今歌いたい作品を集めたプログラム。「ほやほん」「笑う星」「オレンジライン」などのオリジナル曲のほか、ビートルズ、エルトン・ジョン、クイーンなどの楽曲も披露する予定。その場で曲を作る「しりとりソング」の即興パフォーマンスも行う。

 チケットは前売りが一般2000円、小中高生1000円、親子ペア2500円。当日券はいずれも500円増し。未就学児は膝上観覧無料。詳細はhttps://teket.jp/18671/75369から。

2026年10月6日

ねんりんピックへ、長浜の10人が全国舞台

出場選手を市長が激励

 11月7日から埼玉県で開かれる「第38回全国健康福祉祭埼玉大会(ねんりんピック彩の国さいたま2026)」に出場する長浜市の選手の壮行会が2日、市役所で開かれ、選手たちが全国舞台での健闘を誓った。

 大会は10日までの4日間、埼玉県内24市町を会場に、スポーツや文化など全30種目が行われる。長浜市からはゲートボール5人、グラウンドゴルフ、囲碁、将棋各1人の計8人が出場するほか、美術展に2人が出展する。

 壮行会には選手8人が出席。浅見宣義市長は「皆さんのようにいつまでも長く活躍される姿は市民の皆さんの鑑になる」とたたえ、「当日の活躍はもちろん、これからも元気に活躍していただきたい」と激励した。

 選手を代表して、ゲートボールの一居渺さん(82)が「元気に今回の大会に参加できることを本当にうれしく、感謝している。参加者との交流を深め、頂点を目指して頑張りたい」と決意を述べた。

 その後、市長が選手一人一人に大会での目標を聞いた。ゲートボールの選手は「メダルを目指す」と意気込み、グラウンドゴルフの菖蒲池弘さん(80)は「健康でいられることが一番。成績はどうなるか分からないが、頑張っていきたい」と話した。囲碁の森実さん(78)は昨年の大会で3勝1敗ながら入賞を逃したといい、「今度こそ入賞したい」と雪辱を誓った。

 将棋の竹内敏幸さん(73)は彦根東高校の将棋部で指導しており、高校生が熱心に将棋を研究する姿に刺激を受けているという。「自分は今まで思いつきや才能だけでやっていると思っていたが、高校生を見て、やっぱり勉強するものなんだと最近は反省している」と笑顔で話し、大会では「なんとかメダルを取りたい」と意気込む。

 長浜市内からの出場者、出展者は次の皆さん。

 【ゲートボール】中川ひとみ(大戌亥町)、一居渺(石田町)、柳田和利(十里町)、仲谷登美子(相撲町)、八木博(春近町)【グラウンドゴルフ】菖蒲池弘(高月町西柳野)【囲碁】森実(南高田町)【将棋】竹内敏幸(五村)【美術展】臼井洋子(湖北高田町)、沢田浩臣(川道町)。

2026年10月5日

地域を歩いて、魅力をカタチに

子育て女性12人、3カ月かけ3企画

 長浜市など県北部地域の子育て世代の女性12人が、地域を歩いて見つけた魅力を自ら企画に仕立て、11月に長浜市内で3つのイベントを開く。7月から約3カ月にわたって観光施設を訪ね、話し合いを重ねながら内容を練ってきた。「着物で明治の長浜を巡る」「育児から少し離れて自分の時間を持つ」「親子で鉄道の歴史を楽しむ」と、それぞれが地域で感じた魅力や気付きを形にした。

 県の「北の近江振興プロジェクト」の一環で、合同会社LOCOが運営する「わたしのまちを楽しむプロジェクト」。地域の魅力を再発見し、それを地域の人たちへ広げることが狙いで、子育て世代を中心にメンバーを公募した。

 活動は7月7日にスタート。湖北地域の観光の現状や課題を学び、慶雲館や長浜鉄道スクエアを訪れた。「ここで何ができるか」「自分たちならどう楽しむか」を考え、ワークショップでアイデアを出し合った。チームごとに集まり、現地を訪ね直したり、オンラインで協議したりしながら、約3カ月かけて3つの企画に仕上げた。

 11月10日午前10時からは慶雲館で「育児のご褒美時間」を開催する。アロマやリースづくり、飲み物やスイーツを囲んだ交流を通じ、子育て中の人に自分自身のための時間を過ごしてもらう。

 企画したメンバーは「子どもを預けて、自分のために時間を使っていいんだと思ってもらうことも大切な目的」と話す。「子どもや家族のために毎日頑張っているからこそ、自分自身を満たす時間も必要」との思いを込めた。小さい子どもの託児も設ける。定員15人、参加費3000円。

 15日午後2時からは慶雲館で「明治トリップ長浜散歩 着物でめぐる、まちの魅力再発見」を開く。着物を着て慶雲館や明治期の長浜の歴史に触れ、茶室でのお茶や写真撮影を楽しむ。メンバーが施設や地域の歴史を案内する。定員10人、参加費8500円。

 23日午前9時半から午後3時には、長浜鉄道スクエアで親子向けの「鉄スクからの招待状」を開く。メンバーが施設を訪れた際に大人にも発見や学びの多い場所だと感じたことから企画。館内を巡るクイズラリーや、琵琶湖で拾ったシーグラスを使ったワークショップを行うほか、オリジナルキャラクターの名前を来場者投票で決める。参加費は入館料のみ。

 10日と15日のイベントは予約制。詳細はhttps://line.me/R/ti/p/@346hnxisから。

 

 

 

2026年10月2日

城まつりパレードに八木さんとロッシーさん

11月3日、アバンギャルディも

 彦根市は、11月3日に開催する「ひこねの城まつりパレード」に、お笑いコンビ「サバンナ」の八木真澄さんと「野性爆弾」のロッシーさん、ダンスグループ「アバンギャルディ」のkotoneさんとuiさんがゲスト出演すると発表した。八木さんは井伊直政公役を務めるほか、アバンギャルディの2人はパレードでダンスを披露する。

 八木さんは京都府出身で吉本興業所属。「ブラジルの人、聞こえますか」などのフレーズで知られ、テレビや舞台などで活躍している。BSよしもとの番組「営業1グランプリ」では彦根城でイベントに出演した際のエピソードを披露するなど、彦根とのつながりも深い。

 ロッシーさんは滋賀県出身で、八木さんと同じ吉本興業に所属。テレビ番組などで活躍する一方、ゲームやスポーツなど幅広い趣味や特技を持つ。八木さんとともにオリジナルゲームを考案してイベントを開催するなど、多方面で活動している。今回は八木さんの直政役の馬引き役として参加する。

 アバンギャルディは2022年に発足したダンスグループ。「謎の制服おかっぱ集団」として、そろいの制服姿と独特の世界観、キレのあるダンスでSNSを中心に国内外から注目を集めている。

 メンバーのkotoneさんは彦根市出身、uiさんは滋賀県出身。今回、2人は市役所前でパレードに先立ってダンスパフォーマンスを披露した後、ひこにゃんをはじめとするキャラクターたちと一緒にパレードへ参加。彦根城内の一部区間ではダンスも披露する予定。

 パレードは11月3日午後1時から同2時半まで。駅前お城通りの旭町西交差点を出発し、彦根市役所、いろは松、彦根城内、夢京橋キャッスルロード、本町、銀座、登り町を経て城東小学校まで約3キロを巡行する。ゲストは市役所前から合流する予定。

 

 

 

 

 

 

2026年10月2日

ケヤキ寄進で本堂を本格再建へ

小谷寺、2回目のクラファン  工費高騰で

 浅井三代の祈願寺として知られる湖北町伊部の小谷寺(安田学臣住職)は、老朽化した本堂の再建に向け、2回目となるクラウドファンディングを10月2日から始める。昨年のクラウドファンディング後、地元の篤志家から大量のケヤキ材などの寄進を受け、当初より本格的な木造本堂を建てる計画に変更。一方で、基礎や建具などの工事費が膨らんだ。第一目標を1000万円、第二目標を2000万円とし、12月18日まで支援を募る。

 小谷寺は神亀5年(728)開山と伝わり、2028年に開山1300年を迎える。後花園天皇から「如意輪山」の山号を賜り、戦国時代には浅井亮政、久政、長政の浅井三代の祈願寺として信仰を集めた。現在は檀家がおらず、住職や地域住民らでつくる「小谷寺本堂再建プロジェクト」が再建を支えている。

 江戸時代から300年以上使われてきた旧本堂は老朽化が進み、同プロジェクトは2022年から再建に向けた活動を開始。昨年実施した1回目のクラウドファンディングでは、全国の388人から736万円余が寄せられた。旧本堂はすでに解体され、新本堂の建設に向けた準備が進んでいる。

 計画を大きく変えるきっかけとなったのが、1回目のクラウドファンディングを紹介した新聞記事だった。記事を読んだ地元の篤志家が小谷寺を訪れ、「この小さな寺なら材木を全部寄進する」と申し出たという。

 寄進されるのはケヤキを中心とする木材。当初は杉やヒノキを使い、床を設けず土間にするなど、費用を抑えた本堂を想定していた。しかし、約30㌢角の太いケヤキ柱や梁をふんだんに使う計画へと変わった。

 一方、太いケヤキ材を使うことで建物の重量が増し、基礎の強化が必要になったほか、建具も既製品ではなく特注に。堅いケヤキの加工には手間がかかり、大工の施工費も増加した。壁も簡易な仕様から土壁と漆喰に改め、トイレや控室、排水設備なども追加。資材価格や人件費の上昇も重なり、総事業費は当初の約4150万円から約5500万円に膨らんだという。

 新本堂は木造平屋建て、延べ約120平方㍍。瓦葺きの切妻屋根とし、2027年秋ごろの完成を目指す。2028年秋には開山1300年に合わせ、落慶法要を営む予定。

 今回のクラウドファンディングでは、「部材勧進」として支援者の名前を新本堂に残す仕組みも取り入れる。5000円から100万円までの支援コースを設け、床板や格天井、柱、虹梁などに支援者名を記す。一枚一枚に名前を残し、後世まで寄進の記録を伝えるという。

 安田住職は「多くの方に支援していただき、ここまで進めることができた。一緒に本堂を建てましょうという参加型のクラウドファンディングにしたい」と話している。

 小谷寺本堂再建プロジェクト代表の脇坂博さんは、1300年の歴史を持つ小谷寺を地域として守っていきたいとの思いを語り、「地域の者だけではとても力の及ばない大事業」と全国からの支援を呼びかけている。

 詳細はhttps://readyfor.jp/projects/odanijiへ。

2026年10月2日

延焼防いだ市民ら3人に感謝状

稲枝町の民家庭の火災で初期消火

 稲枝町の民家で発生した火災で消防車が到着する前に消火して延焼を防いだとして、彦根市消防本部は9月28日、市民ら3人に感謝状を贈った。

 同本部によると、8月12日午前10時半ごろ、稲枝町の民家の庭に置かれていた木材から出火する火災が発生。近所に住む辻野康雄さん(75)、仕事中に近くを車で通りかかった高宮町の安藤侑也さん(34)と東近江市の園田稔真さん(23)が、現場近くにあったバケツやじょうろを使って消火にあたった。

 同本部によると、消防車が到着する前に火は消され、午前10時52分に鎮火した。3人の初期消火がなければ、建物に燃え移っていた可能性もあったという。

 同本部は28日に感謝状の贈呈式を開き、門西吉則消防長が3人に感謝状を手渡した。辻野さんは「できることをできる者がやっただけ」と振り返り、安藤さんは「仕事中に偶然、通りかかっただけだが、延焼を防ぐことができてよかった」と話し、園田さんも「火が大きくなる前に消すことができてよかった」と述べた。

 門西消防長は「現場の状況から初期消火がなければ、建物に燃え移っていただろう。迅速な対応に感謝している」と3人の行動を称えた。