2026年6月15日

高校生バンド24組競演

長浜バイオ大でけいおんLIVE

 高校生バンドによる音楽イベント「けいおんストリートLIVE at 長浜」が14日、長浜バイオ大学命洸館広場で開かれた。湖北・湖東地域から集まった高校生バンド24組が出演し、オリジナル曲やカバー曲を披露。会場には友人や保護者らが集まり、高校生たちの熱演に大きな拍手を送った。

 同イベントは高校生に演奏発表の場を提供するとともに、音楽を通じた交流を目的に開催。今回は当初予定の18組から出演希望が増え、9高校の24組が出演した。

 生徒たちはロックやポップスなど多彩な楽曲を演奏し、日頃の練習の成果を発揮。観客も手拍子や歓声で応え、会場を盛り上げた。

 4校の生徒で構成するバンド「YOSEATSUME」の冨永健翔さん(17)=近江高=は「軽音楽部に所属していないので、なかなか同年代の人と演奏する機会がなかった。今回は同年代ばかりで楽しく勉強になることが多かった」と笑顔を見せた。

 宮元眞大さん(17)=長浜農業高=は「普段はたくさんの人たちの前で演奏していないので緊張したが、練習の成果が出せて満足です」と達成感をにじませ、鬼頭雄一さん(15)=同=も「初めて人前で演奏して緊張したけれど、たくさんの人に見てもらえて楽しかった」と話し、初ステージの喜びを語った。

 

 

 

 

2026年6月12日

【湖北史記 其の39 】国宝「菅浦文書」の菅浦絵図

 26日付の本紙でも紹介されたように、菅浦郷土資料館(長浜市西浅井町菅浦)での特別企画展で、国宝「菅浦文書」が来月12日まで70年ぶりに里帰り展示される。通常、国宝を地域の郷土資料館で公開することは出来ないが、所有者(須賀神社・菅浦自治会)が主催して公開する「所有者公開」という制度を利用しての展示である。現地で史料を観られる滅多にない展示なので、この機会を逃さず見学して頂きたい。

 この特別企画展で展観されるのは2点。その内の1点である「菅浦与大浦下庄堺絵図(すがうらとおおうらしものしょうさかいえず)」を紹介しよう。俗に「菅浦絵図」と称されるが、縦91・5㌢、横62・3㌢の掛軸(かけじく)装として伝わる。中世村落を描いた絵図として全国的にも著名であり、40点余り残っているとされる中世の荘園(しょうえん)絵図としても代表的な作品の一つである。

 鎌倉時代後期から室町時代中期まで2世紀にわたって繰り広げられた菅浦と大浦(長浜市西浅井町大浦)との日指(ひざし)・諸河(もろかわ)の田地をめぐる境界争いに当って作成された。これらの田地は江戸時代の面積で17町程(約17㌶)あり菅浦と大浦の中間にあった。絵図には両村の境界が朱で引かれた葛籠尾崎(つづらおざき)、それに大浦下庄の区域や、西に位置する海津大崎を図上部に描き、菅浦の領家(領主)である竹生島を図下部に描いている。

 従来から本図の裏に記される「乾元(けんげん)々年八月十七日」の墨書や関連文書から、堺争いが決着しないため、院宣(いんぜん。上皇の命令)を受けた中央の官使(かんし)が派遣され、その結果を院に報告した絵図と解されてきた。しかし、近年になって、正安4年(1302)は、11月21日に改元され、乾元元年になることから、「乾元々年八月十七日」の年月日は、日本史上存在しない事実などから、本図が後代に遡(さかのぼ)って作成されたものとされている。ただし、その成立は南北朝時代(室町前期)を下るものではない。

 また、朱線による境界は、官使による裁定結果を表わすものではなく、菅浦の一方的な主張が記されているとされる。絵図下部に竹生島を大きく描いているのは、菅浦を支持する領家としての姿を強調し、菅浦が訴訟を有利に展開する視覚的効果を狙ったものと考えられる。

 さらに、大浦がこの争論で「日指・諸河の帰属」のみを問題視していたのに対し、菅浦が日指・諸河の田地はもちろん、集落や山野を含めた菅浦の「村落領域の形成」を目指していたことも明らかにされている。大字(おおあざ)=現在の自治会の領域は、江戸時代の「村切(むらぎ)り」や山論(さんろん)によって徐々に定まっていくが、すでに室町時代前期に村の領域を意識していた菅浦の先進性を示す史料として注目される。

 

諸河の田地(寿福滋氏撮影)

 

淡海歴史文化研究所 所長 太田浩司

(滋賀夕刊 2023年10月31日掲載)

2026年6月12日

【湖北史記 其の38 】小谷城の城下町と「船場辻」

 小谷城には城郭と共に、城下町が存在した。町場(まちば)の場所は、現在の湖北町伊部と小谷郡上(ぐじょう)町の集落や、その中間に当たる清水谷南の田地周辺と考えられている。

 「菅浦文書」に残る永禄9年(1566)の浅井長政撰銭(えりぜに)禁止令には、小谷城下に商人が居住する町があったことが確認される。一方『信長公記』元亀元年(1570)6月21日の項では、信長軍が「浅井居城小谷へ取り寄せ、…町を焼き払うふ」とあり、城下町の存在が知られる。一方、平成元年に城下「東本町」の一部が発掘調査され、掘立柱(ほったてばしら)建物の遺構を確認している。また、焼けた鎧(よろい)の小札(こざね)、刀の一部、火を受けた陶磁器も出土しており、信長の兵火で焼失した城下町の遺構と推定できる。

 現在も、清水谷南と伊部集落の間には、東本町・西本町・本町・呉服町・大谷市場・横町など、町場であったことを示す通称地名が残っており、この地には南北に2本の街路が通る町の中心部があったことが想定される。さらに、地元に伝来する絵図によれば、伊部の南端と、郡上の北端には門が設けられ、城下町が外敵から守られていたこと、町家に交じって大橋氏や雨森氏などの家臣屋敷が存在したことも知られる。この町家と家臣屋敷の混在は、近世城下町の長浜にはない中世城下町の特徴の一つである。

 最近、城下町の東、小谷寺の谷南や、須賀谷の南に大きな沼を想定し、城下南部の「堀田(ほりだ)」に、その沼から水路が入っていたとする北村圭弘(よしひろ)氏の説が出されている。城下町である限り、舟運を使っての流通拠点がどこかにあったと見られる。この「堀田」からの水路は、田川に繋がる。さらに、伊部の南部から発する小谷道(後の中山道番場宿につながる中世の北国街道)が田川を渡る箇所は「船場辻(せんばのつじ)」と呼ばれ小谷城の港があった場所と伝える。

 姉川や高時川は水深が浅く、舟運に関する伝承がほとんどないのに対し、田川は川底が粘土層で水が漏れにくく、川の屈曲から水が溜まり緩(ゆる)く流れるので、水運に適していたとされる。明治5年(1872)の国友村の村明細帳(村勢要覧)によると、年貢は自村を流れる姉川ではなく、田川の港がある三川(三川町)まで「津出(つだ)し」したと記されている。田川を介して小谷城は琵琶湖と繋がっていた。

 小谷城下町は、天正9年(1581)2月10日の羽柴秀勝判物(はんもつ)によって、「本能寺の変」の前年には、長浜への移転を完了したことが分かる。城下町の機能の一部は北国脇往還の伊部宿・郡上宿(両者を一宿とみなし小谷宿とも言われる)に引き継がれた。

 

船場辻跡(背後の高まりが田川)

 

淡海歴史文化研究所 所長 太田浩司

(滋賀夕刊 2023年10月17日掲載)

2026年6月12日

【湖北史記 其の37 】小谷城の焼尾と月所丸

 小谷落城まで20日余りと迫った天正元年(1573)の8月8日、山本山城主の阿閉貞征(あつじさだゆき)が織田方に寝返り同城を開城した。さらに10日、浅井久政が最近小谷山頂の大嶽(おおづく)の下に築いたという焼尾(やけお)を守備していた浅見対馬守(つしまのかみ)も寝返った。浅見氏は尾上城(湖北町尾上)を本拠とするが、12日には北山田(小谷上山田町)まで迫っていた信長軍を引き入れた。すぐさま、朝倉軍が守っていた大嶽も陥落する。小谷城は正面の清水谷側のみでなく、北側に当たる山田の谷からも攻撃されることになり、落城に至る過程を速めた。

 この焼尾開城の経緯は、『信長公記』によるが、焼尾が小谷攻防戦の中、新たに築造された曲輪(くるわ)であることは間違いない。しかし、その場所の特定に至っていない現状がある。昭和2年に刊行された『東浅井郡志』第2巻に付属する「小谷城趾実測地図」には、大嶽から上山田の方角に伸びる尾根上に、麓側から「一ノ丸」〜「三ノ丸」と、「焼尾丸」を図示する。確かに古地図には、その付近に「ヤケ尾」の地名は確認できる。

 さらに、数種存在する江戸時代の「小谷城絵図」にも、大嶽から上山田に行く峰の途中に焼尾の記載がある。しかし、長浜市歴史遺産課が、令和2年に発刊した『史跡小谷城跡総合調査報告書』に載る赤色(せきしょく)立体地図(空中から地面にレーダーを当て地形の凹凸を判読する図面)を見ても、当該地周辺に曲輪らしき遺構は確認できない。

 一つの案に過ぎないが、昭和45年に初めて城郭遺構であることが確認された月所丸(げっしょまる)が、この焼尾に該当すると考えられないだろか。地元で焼尾と称する所から、大分東にずれるが、大嶽の東、六坊の北にあり、全長約180メートルに及ぶ2つの削平地を中心に構成される。いずれの削平地も、東側に土塁を配し、東側の削平地にはコの字型の土塁が見事に残り、さらに東には二重堀切(ほりきり)と、約50メートルの先にも堀切を備える。西側の削平地には8条の竪堀(たてぼり)が縦列する畝(うね)状竪堀群があり、山田方面へつながる「つづら折れ」の道が現存する。

 この月所丸は、小谷城本丸・広間などの主要部よりは発達した城郭構造を持っており、浅井久政が落城前に築造させたという、文献上の焼尾の歴史に合致する。月所丸の発見について、小谷城址保勝会の事務局も務めた中村一郎氏は、源正寺尾根の地名から月所丸と名づけたと記す。中村氏も記すように、この曲輪の役割は小谷城北側からの攻撃に、大嶽や六坊(ろくぼう)を守ることにある。その機能は『信長公記』が記す焼尾の役割と同じであり、月所丸を文献上の焼尾の遺構と仮定してみたくなる。

 

月所丸主郭のコの字型土塁

 

淡海歴史文化研究所 所長 太田浩司

(滋賀夕刊 2023年10月3日掲載)

2026年6月12日

「ライダーズカフェ」訪問の旅始動

全国巡り本に、ドライブインみゆきの宮川さん

 バイク乗りが集まるライダーズカフェとして知られる米原市磯の「ドライブインみゆき」を営む宮川裕輔さん(42)=彦根市開出今町=が、全国各地のライダーズカフェを取材して紹介する書籍の発刊に向け、日本一周の旅に乗り出した。先月から愛車で全国を巡り始めた宮川さんは「日本のバイク文化を一冊にまとめたい」と意気込んでいる。

 宮川さんは16歳のころからバイクに親しんできた。IT企業で15年ほど働いた後、バイクの仕事をしようと、専門店で整備士として経験を積んできた。その後、2023年9月に妻の美幸さんが店長を務めるドライブインみゆきをオープン。同店は湖岸道路のツーリングルート上に位置し、北海道から鹿児島までのライダーたちが訪れる交流の場となっている。

 宮川さんによると、全国には350店舗以上のライダーズカフェがあるという。店舗ごとに異なる特徴があるが、「初めて訪れても仲間のように迎えられ、気が付けば誰かと談笑している」との共通した魅力があるという。このつながりを日本中に広めようと、47都道府県のライダーズカフェを紹介する本作りに乗り出した。

9月末まで100店訪問へ

 日本一周の旅に向けて、ホンダのバイク「NC700」を購入。「モトグラファー裕輔」の名前で5月5日にドライブインみゆきをスタートし、この1カ月間で兵庫、岡山、鳥取、島根、山口、福岡などの約30店をアポなしで訪問。各店の歴史やオーナーの思い、おすすめのメニュー、地域の魅力などを取材している。9月末までに約100店を訪れ、集めた情報をもとに記事化と編集作業を進め、年内の書籍刊行をめざしている。

 宮川さんは「ライダーズカフェに集まる人たちはみんな楽しそうにしている。店ごとの個性は違っても、人と人とをつなぐ温かさは共通している。その魅力を全国へ伝え、ライダー同士をさらにつなげる一冊にしたい」と笑顔を見せる。

 インスタグラム(https://www.instagram.com/motographer_yu_yu?igsh=Mjl3c3NjZXM5NW03&utm_source=qr)で旅の様子を紹介している。旅の経費を募るクラウドファンディングをキャンプファイヤー(https://camp-fire.jp/projects/935848/view?list=watched)で実施している。目標額100万円。

(滋賀彦根新聞)

 

 

 

2026年6月12日

長浜のまちづくりけん引 笹原司朗さん死去

黒壁設立に尽力、2代目社長

 長浜市の中心市街地活性化に尽力し、第三セクター「黒壁」の設立に参画するとともに、2代目社長として発展を支えた笹原司朗(ささはら・もりあき)さんが10日午前11時11分、悪性リンパ腫のため自宅で死去した。85歳。

 笹原さんは1941年2月3日生まれ。地元企業・琵琶倉庫の経営に携わる傍ら、若くから地域活動に力を注ぎ、1974年には33歳で長浜青年会議所理事長に就任した。

 1988年には、取り壊しの危機にあった旧第百三十国立銀行長浜支店(通称・黒壁銀行)の保存運動に携わり、黒壁の設立に参画。1999年には2代目社長に就任し、ガラス文化を核としたまちづくりを推進した。

 歴史的建造物の保存と商店街活性化を両立させる取り組みは全国から注目を集め、多くの自治体や団体が長浜を視察。黒壁スクエアは年間200万人が訪れる観光地へと成長し、地方都市再生の先進事例として全国的に知られるようになった。

 笹原さんは講演や視察受け入れにも積極的に取り組み、長浜での経験を全国へ発信。中心市街地の歴史や文化を生かしたまちづくりの重要性を訴え続けた。その功績が評価され、2003年には内閣府と国土交通省が選定する「観光カリスマ百選」に認定された。

 また、旧長浜北高校OBで、野球部監督として1963年夏と1983年春の2度にわたり同校を甲子園へ導いた。長年にわたり高校野球の発展にも尽力し、湖北地域の野球関係者から厚い信頼を集めた。

 通夜は12日午後7時から、葬儀は13日午前10時半から、長浜市加納町の長浜セレモニー長浜式場で執り行われる。琵琶倉庫、笹原商店、笹原家の合同葬。喪主は笹原司之(もりゆき)さん。自宅は長浜市宮前町11の11。

 

黒壁設立メンバーの記念写真。笹原さんは右から4人目

2026年6月11日

19歳バス運転士 地域の足支える

近江鉄道グループ、8月デビュー

 「地域の足」を支える新たな担い手が誕生する。全国的なバス運転士不足が続く中、近江鉄道グループで初となる19歳のバス運転士2人が8月に営業運転デビューする。高校卒業後にバス運転士養成職として入社した若井貴清(たかし)さん(19)=竜王町出身=と山口夢王(ゆおん)さん(19)=長浜市出身=で、地域公共交通の未来を担う存在として期待が寄せられている。

 若井さんは近江鉄道八日市営業所(東近江市八日市東本町)に、山口さんは湖国バス長浜営業所(長浜市西上坂町)に配属される。19歳でのバス運転士誕生は同グループ初となる。

 大型二種免許の取得には以前、21歳以上かつ普通免許取得後3年以上の経験が必要だったが、2022年の道路交通法改正で受験資格が緩和された。これを受け、同グループは高校新卒者の採用・養成に力を入れてきた。

 2人は昨年3月に高校を卒業し、4月に入社。運行管理業務などを経験しながら「受験資格特例教習」を受講し、今年5月に大型二種免許を取得した。その後も運転技術や接客などの研修を重ね、営業運行に向けた準備を進めている。

 若井さんは、家族の影響でもともと車が好きだったという。通学でバスを利用する中で運転士に憧れを抱き、「車に関わる仕事に就きたい」と志望した。「無事故で、お客さまを安全に目的地まで送り届けられる運転手になりたい」と抱負を語っている。

 一方、山口さんは高校の部活動の練習試合などでバスを利用する機会が多く、地域住民の暮らしを支える仕事に魅力を抱いた。「地域の方々の力になれる、やりがいのある仕事だと感じていた」と振り返る。「お客さまに安全に、快適に利用いただき、笑顔で接客できる運転手になりたい」と話している。

 湖北地域では先月、湖国バスと湖北地域消防本部、長浜市、米原市の4者が、定年を迎えた消防職員のバス運転士転籍を支援する協定を締結したばかり。各地で運転士確保に向けた取り組みが進む中、19歳の新たな担い手の誕生は、地域公共交通の未来に明るい話題となりそうだ。

 

 

2026年6月10日

20年目のSOUND会始動

伊香高15人に指定書 特殊詐欺防止へ決意

 木之本署と伊香高校が連携して地域の防犯活動に取り組むボランティアサークル「SOUND(サウンド)会」の今年度指定書交付式が8日、同校セミナーハウスで開かれた。今年で結成20年目の節目。指定を受けた1〜3年生15人が地域の安全・安心を守る活動への決意を新たにし、7月の「社会を明るくする運動」を皮切りに本格的な活動をスタートさせる。

 SOUND会は、木之本署の呼びかけで2007年度に発足した。名称には「共に響き合い、健全な青少年を育成する」との願いが込められている。警察と高校が連携して地域の防犯活動や環境美化活動に取り組む組織として県内の先駆け的な存在で、これまで地域に根差した活動を続けてきた。

 式では青地俊治署長が出席した生徒全員に指定書を交付。青地署長は「SOUND会の熱心な活動は地域の皆さんから賞賛されており、地元警察署長としても誇りに感じている」と話したうえで、深刻化する特殊詐欺を防ぐため防犯アプリの普及活動への協力を要請。「若い皆さんならではの視点で新しいアイデアを出していただき、幅広く浸透させてほしい」と話した。

 臼井正士校長は「SOUND会は県内の同様の取り組みの先駆け的存在。先輩方の取り組みを継承しながらも、ここに集うメンバーでアイデアを出し合って新しい取り組みにも挑戦してほしい」と期待を寄せた。

 式には会のマスコットキャラクター「メロディーちゃん」も参加。「猫の手も借りたい。伊香の安全をニャンとかしたい」を合言葉に活動する妹分として会場を盛り上げた。

 最後は青地署長、臼井校長、メロディーちゃん、会員らが記念撮影を行い、20年目の活動のスタートを祝った。

 会は昨年度、特殊詐欺被害防止啓発や木之本地蔵縁日の防犯活動、小学生の下校見守り、闇バイト加担防止啓発などに取り組んだ。今年度も地域の防犯意識向上に向けた活動を展開する。

 高橋柊斗さん(3年)は20年目を迎える節目に「これからもこの活動を途絶えさせることなく、一生懸命活動に取り組みたい」と話した。

2026年6月10日

若き音楽家たち、木之本に集う

21日、県内出身の新鋭6人出演

 若手音楽家による「滋賀県新人演奏会・第3回木之本公演」が21日午後3時半から、木之本スティックホールで開かれる。県内出身の若手演奏家6人が出演し、フルート、クラリネット、テノール、トロンボーン、ピアノによる多彩な演奏を披露する。

 出演するのは、上田歩阿さん(長浜市・フルート・東京芸術大学)、伊吹輝乃さん(彦根市・クラリネット・同志社女子大学)、桑原泰治さん(大津市・テノール・大阪音楽大学)、上田美優香さん(甲賀市・トロンボーン・同志社女子大学)、武田桜さん(米原市・ピアノ・愛知県立芸術大学大学院)、北川温子さん(彦根市・ピアノ・愛知県立芸術大学大学院)。

 公演は、6日に開催される「第25回滋賀県新人演奏会」出演者に希望を募って開くもので、今回で3回目。湖北地域で若手音楽家の演奏に触れる機会をつくろうと、エンモ・コンサーツが企画した。

 ゲストには、第14回県新人演奏会声楽部門優秀賞・全部門最優秀賞受賞の脇阪法子さん、第17回県新人演奏会ピアノ部門優秀賞受賞の椴山さやかさんを迎える。

 料金は一般1000円、中学生以下500円、障害者と付添各200円。全席自由。申し込みは木之本スティックホール、またはエンモ・コンサーツチケットストア(https://emmo-concerts.jimdosite.com/)で受け付ける。

2026年6月10日

受験しやすさ前面に

長浜市職員採用、社会人枠50歳まで

 長浜市は2026年度職員採用試験で、社会人経験者枠の受験年齢上限を50歳まで引き上げる。市職員の担い手不足が課題となる中、より多くの人材を確保するため、社会人経験者を対象とした「キャリアチャレンジ」枠の受験資格を見直し、即戦力人材の確保へ門戸を広げる。

 全国的な公務員志望者の減少を背景に、長浜市でも採用試験受験者数の確保に苦慮しており、人材不足への対応が課題となっている。

 今回の主な変更点は、キャリアチャレンジ(社会人経験者)枠の受験資格緩和。受験可能年齢の上限を45歳から50歳に引き上げたほか、必要な職務経験年数も5年以上から4年以上に短縮した。民間企業などで培った知識や経験を市政運営に生かせる即戦力人材の確保と組織活性化を狙う。

 募集職種は一般事務職(上級)18人、キャリアチャレンジ(社会人経験者)3人、幼児教育職15人をはじめ、土木、建築、電気の各技術職、保健師、社会福祉士、心理判定員、療育専門員など。受験申し込みは6月19日までで、職員採用専用WEBページからオンラインで受け付ける。

 また、市はオンライン申し込みやWEB受験方式を導入し、民間企業との併願者や遠方からの受験者にも配慮。SPI試験や面接試験の一部で柔軟な受験方法を採用し、「受験しやすい採用試験」をアピールしている。職員採用PR動画や職員インタビュー記事も公開し、仕事の魅力発信に力を入れている。

 市人事課は「市職員となり、長浜を盛り上げたい、誰かの役に立ちたいという思いを形にしませんか」と応募を呼びかけている。

 詳細は市のホームページで確認できる。

2026年6月9日

世界的日本酒コンで銀・銅

木之本の山路酒造の2銘柄

 世界的なワインコンテスト「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2026」のSAKE(日本酒)部門で、木之本町木之本の山路酒造の2銘柄が銀賞と銅賞を受賞した。過去最多となる1738品が出品された中での受賞で、湖北の酒造りの実力を世界に示した。

 IWCは1984年に英国ロンドンで始まった世界有数のワインコンテスト。SAKE部門は今回で20回目を迎え、「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」など計11カテゴリーで審査が行われた。

 山路酒造では、「北国街道 純米大吟醸 中取り雫酒」が銀賞、「北国街道 純米吟醸—北」が銅賞に輝いた。

 銀賞の「北国街道 純米大吟醸 中取り雫酒」は、能登杜氏と蔵元が原点回帰と未来への思いを込めて醸した純米大吟醸。花酵母で仕込み、圧力をかけず自然に滴り落ちた酒の中から香味に優れた部分だけを使用している。審査では白い花や青バナナ、メロン、桃、トロピカルフルーツを思わせる華やかな香りと、繊細な余韻が高く評価された。

 一方、銅賞の「北国街道 純米吟醸—北」は、滋賀県産山田錦を50%まで磨いて仕込んだ純米吟醸酒。やわらかい口あたりで深みのあるコクと米のうまみが特徴で、シナモンアップルや洋梨を連想させる香り、豊かな味わいが評価された。

 山路酒造の女将・山路祐子さんは「杜氏とともに、お客さまに喜んでいただける酒を目指して愛情を込めて造っている。今回の受賞は大きな励みになります」と喜びを語った。

2026年6月9日

ぶっ翔んで図書館フォーラム

職員もヒヤヒヤ?自由な発想募集

 本は借りる場所、静かに過ごす場所—。そんな図書館のイメージを変えようと、長浜市立図書館とボランティア団体「IkaLink(イカリンク)」は17日午後7時から、高月図書館で「ぶっ翔んで図書館フォーラム」を開く。住民が自由な発想で図書館の新しい可能性を探る催しで、主催者は「図書館職員がヒヤヒヤするぐらいの面白い企画も歓迎」と参加を呼びかけている。

 フォーラムは、高月図書館で進めている「子育て応援図書館プロジェクト」の一環。人口減少や地域社会の変化が進む中、本を読む・借りる場所にとどまらず、人が出会い、学び、挑戦し、地域とつながる場としての図書館の可能性を探ろうと企画した。

 昨年度は住民や子どもたちとのワークショップを重ね、図書館の活用法について意見を集約。野外ステージでの映画上映やコンサート、本に囲まれた空間でのイベントなど、従来の図書館の枠を超えたアイデアが寄せられたという。フォーラムの名称には、こうした自由な発想で図書館のイメージを「ぶっ翔ばす」ようなアイデアを持ち寄ろうとの思いが込められている。

 高月図書館は周囲に木々や芝生広場が広がるのも特徴。担当者は「図書館以外の魅力もたくさんある」とし、屋外空間を生かした活用にも期待を寄せる。

 当日は、建築家の三浦丈典さんが講演。全国のユニークな図書館事例を紹介した後、「夏にお祭りをやるなら、どんなことが楽しそうか」をテーマにワークショップを行う。フォーラムで出たアイデアは、8月29日に予定している「サマーナイトフェスタ」にも生かす考え。

 イカリンクの山岡伸次さんは「図書館を利用する人だけでなく、これまで足を運んだことのない人にも参加してもらい、みんなで図書館を面白くしていきたい」と話している。

 参加無料。定員30人。申し込みはhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSewT7zD6sx-XYdbJd4cToqi1nGJyTrsccdXICCXq09t40iYJQ/viewformから。

2026年6月8日

個性豊かな42点並ぶ

アトリエ賛画作品展、高月で開幕

 さざなみタウンで活動する絵画グループ「アトリエ賛画」の作品展が6日、高月まちづくりセンターで始まった。会員15人が制作した水彩画や油彩画、アクリル画など42点を展示し、それぞれの感性を生かした個性豊かな作品が会場を彩っている。

 アトリエ賛画は指導者を置かず、画材や画風も自由。会員同士が互いに刺激し合いながら創作活動に取り組んでいる。会員は60〜80代の15人で、長浜市を中心に彦根市からの参加者もいる。

 会場には風景画や人物画、具象画、抽象画など多彩な作品が並ぶ。昨年の米原市芸術展覧会で市展賞を受賞した西橋佳代子さん(内保町)の「みかん」をはじめ、公募展の入賞・入選作品も展示。「青森ねぶた」「逆さナマズ」「春を待つニゲラ」「夕日の伊吹山」「今夜はロックで」「藤袴とアサギマダラ」「米川スケッチ」などが並び、作者それぞれの思いや感性が伝わってくる。

 沓水和子さん(下八木町)は「先生がいないため、会員同士でアドバイスし合いながら制作している。それぞれが自分らしい表現を追求できるのが魅力で、画材や画風の幅広さにも表れている」と話している。

 展示は20日まで。時間は午前9時から午後5時まで。最終日は午後2時まで。月曜休館。

 

 

2026年6月8日

びわ湖ホール人気狂言が湖北へ

万作・萬斎・裕基の三世代、長栄座で共演

 県立芸術劇場びわ湖ホールで長年親しまれている「野村万作・野村萬斎狂言公演」が7月30、31の両日、米原市の県立文産会館イベントホール内特設舞台「長栄座」で開かれる。びわ湖ホールの大規模改修工事に伴う休館期間中の開催で、人気公演が湖北地域へ舞台を移す。

 1998年開館のびわ湖ホールは施設や設備の老朽化に対応するため、今年7月から2028年2月末まで全館休館して大規模改修工事を実施する予定。今回の公演は休館中の事業として、県立文産会館が毎夏開く「長栄座」夏のフェスティバル2026の一環で実施される。

 「野村万作・萬斎狂言公演」は、びわ湖ホール開館翌年の1999年度から続く人気シリーズ。新型コロナウイルスの影響で中止となった年度を除き毎年開催されており、出演者は野村万作さん、野村萬斎さんを中心とする狂言界を代表する顔ぶれが務めてきた。

 今回は琵琶湖北部に浮かぶ竹生島にちなみ、「竹生島」づくしの演目を上演する。主人に無断で竹生島参りに出かけた召使いが言葉遊びで主人の機嫌を取ろうとする「竹生嶋参」、竹生島弁財天の由来を伝える「竹生島道者」のほか、「樋の酒」を披露する。

 公演は両日とも午後2時開演。出演は万作さん、萬斎さんに加え、野村裕基さんら。びわ湖ホールは「親子三世代の共演も見逃せない」としている。

 全席指定で一般4400円、24歳以下2200円、シアターメイツ1100円。

 チケットはびわ湖ホールチケットセンター、文産会館、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケットで発売中。問い合わせはびわ湖ホールチケットセンター(☎077・523・7136)。

竹生島題材の狂言2作

 「竹生嶋参」は、主人に無断で竹生島参りに出掛けた召使いの太郎冠者が主人に見つかり、参拝の様子を語る物語。辰や犬、猿、蛙、蛇にまつわるを次々と披露しながら主人の機嫌を取ろうとする。言葉遊びによる素朴な笑いが魅力の作品。

 「竹生島道者」は、竹生島弁財天に仕える社人のもとへ参詣の夫婦が訪れ、島や弁財天の由来について話を聞く物語。能「竹生島」の替間として演じられる場面を独立して上演する特別版で、狂言作品としては上演機会が少ないという。

 「樋の酒」は、主人の留守中に米蔵と酒蔵の番を命じられた太郎冠者と次郎冠者が、樋を使って酒を流しながら酒宴を繰り広げる物語。能舞台の構造を巧みに生かした演出や、酒宴の場面で披露される狂言小舞の数々も見どころとなっている。

 びわ湖ホールは「狂言のせりふは古語で語られるが、当日配布するプログラムにあらすじや語句解説を掲載するほか、上演前には野村萬斎さんによる解説も予定している。初めて狂言に触れる人にも楽しんでもらえる内容」としている。

2026年6月5日

高校生18組、長浜をロックで熱く

14日バイオ大で、「けいおんストリートLIVE」

 県内9高校の軽音楽部員らが集う音楽イベント「けいおんストリートLIVE at 長浜」が14日、長浜バイオ大命洸館広場で開かれる。18組の高校生バンドが出演し、オリジナル曲やカバー曲を披露。音楽への熱い思いを胸に、長浜をロックで盛り上げる。

 「けいおんストリートLIVE」は、JR大津駅前のにぎわい創出を目的に2012年に始まった高校生バンドイベント。湖北・湖東地域の高校生らの要望を受けて昨年初めて長浜で開催され、今回が2回目となる。

 ライブは午前11時から午後4時半まで。雨天時は長浜バイオ大体育館で実施する。

 参加するのは近江、長浜農業、彦根翔西館、愛知、彦根工業、大津清陵の6高校の軽音楽部員らに加え、軽音楽部のない虎姫、長浜北、近江兄弟社の生徒らで結成したバンド2組。出演バンドの中にはオリジナル曲を中心に活動するグループもあり、それぞれが個性あふれるステージを披露する。

 4日にはさざなみタウンで記者会見が開かれ、出演する「狂音HarmoNiKs」と「YOSEATSUME」のメンバーがライブへの思いを語った。

 軽音楽部のない虎姫高と長浜北高の生徒で組む「狂音HarmoNiKs」の林泰成さん(虎姫2年)は、「軽音楽部がなく大会に出られない中で、出演できるのはとても貴重な機会。同世代の仲間たちに届ける演奏をしたい」と力を込めた。さらに、「学校生活ではいろいろな変化があるが、バンドという変わらない存在は大きい」と、音楽が高校生活の支えになっていることを語った。

 一方、4高校の生徒で構成する「YOSEATSUME」の藤井丈瑠さん(長浜農業2年)は、「高校生の今しか出せない音で演奏したい」と意気込みを語った。また、「音楽があるから知らない人とも一緒に盛り上がることができる。音楽で人はつながれると思う」と、音楽の魅力を話した。