除菌に効果 超音波噴霧器

地元10社がタッグ 開発・製造・販売

 湖北地域の企業がタッグを組んで、除菌やウイルス対策用に超音波噴霧器を開発し、6日、長浜ビジネスサポートセンター(さざなみタウン内)のフューチャールームでお披露目した。

 「ミストセイバー」と名付けた噴霧器は、除菌効果のある水溶液を約4〜5㍃㍍の超微粒子にして噴霧し、室内の隅々まで除菌できる。噴霧量を4段階に調整することで、会議室、食堂、劇場、体育館など多様な施設に使える。1500立方㍍のホールは約30分、200立方㍍の会議室は約8分で噴霧できるという。

 開発に携わったのは総カンパニー(内保町)、宮川商店(宮前町)、ナレッジ(末広町)など10社で、うち9社が湖北地域。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて今年5月から開発に取り組み、それぞれの企業が手分けして企画、設計、部品調達、製造、販売を手掛け、「メイドイン湖北」の製品を作り上げた。

 宮川商店の宮川裕道社長(60)は「机の上やドアノブ、手すりなどは拭き取ることで除菌できるが、床面、絨毯、カーペット、壁面のクロスには噴霧器が有効」と語っている。

 販売価格は54万7800円(税・送料込み)。リース(5年・60回払い)は月額1万0230円(税込み)。問い合わせは宮川商店℡(62)0424へ。

掲載日: 2020年11月06日