長浜産の和紅茶 烏龍茶いかが?

地域おこし協力隊の中山さんが試飲会

 「風味の違いを確かめて」—長浜市地域おこし協力隊の中山恵梨子さん(31)=木之本町木之本=は7月26日午後1時半から、えきまちテラス長浜で、市内の在来茶葉を使った和紅茶・烏龍茶の試飲会を開く。

 中山さんは在来茶の利活用をテーマに昨年3月、隊員に着任。約1年をかけ、市内の製茶事情を調査し、地域の茶葉に適した製法を模索。その結果、今年5月、在来種ならではの個性的な香りが楽しめる地元産の和紅茶と烏龍茶を作ることに成功した。和紅茶、烏龍茶とも木之本町古橋産の茶葉を使用しており、両者は発酵度合いにより、違いが現れる。和紅茶はバラのような華やかな香りで、ほんのりスウィート。烏龍茶はホッと落ち着くような香りがし、口の中にさわやかな風味が残る。いずれも渋み、苦味とも少なく、高級感にあふれている。

 中山さんは一連の取り組みをほぼ1人で行ってきており、商品化などに向け、現在、その可能性を模索中。参加者に飲み比べてもらい、その成果を確かめてもらおうと、試飲会を企画した。

 中山さんは「思ったより可能性を秘めている。来年、ワークショップや地域を巻き込んだイベントを計画している。興味を持ち、一緒にこの取り組みを手伝ってくれる人がいれば」と話している。

 試飲会はでは湖北地域のお茶事情の解説とともに、長浜市産の和紅茶、烏龍茶をわっか農園(木之本町)の茶菓子と一緒に試飲する。定員20人。参加費は500円。問い合わせは中山さん℡070(1388)5418へ。

掲載日: 2020年06月30日