長浜小で創立記念集会 リモート開催

150年の歴史、誇りと自信持って

 長浜小学校で9日、創立150周年記念集会が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため一部の児童を除き各教室からリモートで参加する形式となった。

 長浜小は1871年(明治4)9月9日に開校し、小学校としては県内最古。「滋賀第一小学校」「開知学校」などと名前を変えながら、明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を歩んできた。

 体育館で行われた集会には150周年記念事業として実施した「長浜小学校の未来を語ろう!絵画コンクール」の入賞者ら児童38人が出席し、他の児童は各教室からモニター越しに見守った。

 杉本義明校長は「滋賀で最初にできた学校で学んでいることに誇りと自信を持ち、『開知』という言葉に込められているように知識と知恵をいっぱい身に付けて社会に役立つ人になって欲しい」とあいさつしていた。

 かつて開知学校の屋上の鼓楼に設置され、明治時代に1時間ごとに打ち鳴らされていた時報太鼓を叩く行事もあり、1年生の代表8人が元気良くばちを振るっていた。

 絵画コンクールの表彰式では6年生2人が代表して杉本校長から表彰状を受け取った。薮下きぬさん(12)は羽根の生えたランドセルで楽々と通学する1000年後の未来を描き、校長賞に輝いた。「150年も学校が続いてすごいと思う」と長浜小の歴史を振り返り、10月の記念事業に向けて「歌舞伎公演では司会を担当する。みんなに分かりやすく伝えたい」と話した。

 当初、この日はグラウンドで人文字の空撮写真を撮る予定だったが、延期した。

 なお、同校では10月30日に150周年記念式典を実施し、子ども歌舞伎などを行う。

 

掲載日: 2021年09月09日