長浜北高アメフト部 37年ぶり関西大会ベスト4進出!

20日に準決勝 兵庫・啓明学院と対戦

 長浜北高アメリカンフットボール部が第50回関西高校選手権大会でベスト4に進出。20日、強豪の啓明学院(兵庫県代表)と決勝戦への進出をかけて対戦する。関西大会でベスト4入りするのは1984年の旧長浜北高以来37年ぶりの快挙。

 同校は滋賀大会(4、5月)でライバルの立命館守山を破って優勝し、関西大会へ進出を決めた。

 関西大会は今月5日から26日にかけ神戸市内と吹田市内で開かれ、近畿4府県と広島県、東海の代表14校が出場。長浜北は6日の初戦で市立西宮(兵庫)を36対0のコールドで下した。13日の準々決勝では浪速(大阪)と7対7で引き分け。コロナ感染対策のため延長戦を行わず、抽選で勝者を決めることになり、長浜北が勝利を射止めた。

 長浜北が関西大会でベスト4に入るのは旧長浜北、旧長浜の時代をさかのぼって、37年ぶりとなる。

 準決勝は20日、神戸王子スタジアムであり、啓明学院と対戦。啓明学院は47回大会で優勝するなど強豪校で知られる。

 長浜北は昨年12月の新人戦で立命館守山に0対27で完敗。主将の酒井大輝選手(18)は「力の差が出ていた。負けたことで危機感を持った」と振り返り、冬の間、ウエイトトレーニングで体づくりに励んだ。また、今年4月には早稲田大や社会人チームのアサヒ飲料チャレンジャーズで選手として活躍した中谷優志さん(33)が同校に赴任。監督を務めたことで、戦術に磨きがかかった。

 酒井選手は「いろんな方が期待し、応援している。それにしっかり応え、全力プレーで優勝を目指したい」と意気込む。中谷監督は「これからの対戦相手は強豪や名門ばかり。簡単な相手ではない。自分達の力を100%出せるように、思い切ってプレーして欲しい」と選手を鼓舞し、顧問の武田圭太教諭(25)も「関西大会準決勝という最高の舞台で最高の相手と試合ができる喜びを噛みしめながら、最後まで全力で戦いたい」と話している。

掲載日: 2021年06月16日