長住建設 社屋に茶室整備、教室を開講

長住建設社長・松居さん、資格取得機に

 長住建設(大戌亥町)社長の松居慶浩さん(49)が表千家茶道講師の資格を取得したのを機に社屋3階に茶室を整備し、4月から茶道教室を開講することになった。

 松居さんは2013年から茶道を始め、昨年、講師の資格を取得。かねてから茶道人口の減少を憂い、「日本人が日本文化を学ぶ機会が減っている。茶道に触れる機会をつくりたい」と、茶室を開設することに。

 社屋の空き部屋を4畳半の茶室に改修し、床の間には千利休を描いた約200年前の掛軸を飾った。今月27日に茶室開きを行い、最初の「客」として日ごろから一緒に仕事をしている社員18人を接待。1人ずつに薄茶を点て、社員は仕事の合間に心落ち着くひと時を過ごしていた。

 茶道教室は金曜午後3時から同8時ごろまで。月2〜3回程度で月謝5000円。このほか、初めての人向けに「大人のための茶の湯体験」(受講料1回1500円)も開催する。松居さんは「茶道は私にとって仕事の傍らの、心を落ち着かせるひと時となる」と話し、「絶え間ない日常に句読点を打ち、心静かな時間を過ごしてみませんか」と呼びかけている。受講の問い合わせは、長住建設℡(63)1611へ。

掲載日: 2020年03月30日