豊国神社に多国籍屋台村

梅本さんら企画  CFで資金募る

 豊国神社境内に多国籍料理の屋台を並べるプロジェクトを、化粧品会社経営・梅本博史さん(64)ら市民有志のグループが企画し、クラウドファンディング(CF)を通じて賛同者を募っている。

 梅本さんは今年2月の市長選に立候補し、選挙戦を通じて若者の一人から屋台で長浜を活性化したいとの夢を聞き、「何とか実現できないか」とプロジェクトを立ち上げた。手作りした屋台を準備し、そこで外国籍市民らに自国料理を提供してもらうことで、観光客や市民の賑わいを生みたい考え。

 屋台は無料で貸し出し、売上歩率を徴収することで、誰でも参加しやすい仕組みとする。梅本さんは「出店者のリスクは材料費だけ」と語る。

 屋台は7月下旬から毎週末オープンさせる。当初は市内に居住する外国籍市民による多国籍屋台とし、軌道に乗れば広く市民からも参加を募る。すでに市内の飲食店で自国料理を提供する外国籍市民ら複数が関心を示しているという。

 梅本さんは「豊国神社の屋台村に市民や観光客が集い、コミュニケーションをとれるような賑わいを生みたい」と話している。

 なお、CFでは設備費や人件費などに充てる資金として100万円を募っている。詳細は「キャンプファイヤー」(https://bit.ly/3LDIYm3)で。

掲載日: 2022年05月20日