自分を成長させるチャンス

米原市の成人式、コロナ対策し、開催

 米原市の成人式が10日、ルッチプラザで開かれ、あでやかな振袖やスーツに身を包んだ新成人356人が晴れの舞台に臨んだ。

 式は新型コロナ対策として、2部制とし、プログラムの簡素化により、1時間に短縮。集合写真や式典後の交流会も取り止めた。

 山東・伊吹学区の178人が参加した第1部で、平尾道雄市長は「他の市町で中止、延期される中、大規模に縮小し、1人1人の感染予防に配慮し、開催にこぎつけた」と述べ「家族の皆さんに感謝の気持ちを込めて『ありがとう』の言葉を直接伝えてほしい。今日から名実ともに大人の仲間入り。大人になることは自立すること。自分の信じる道を歩んでほしい」とエールを送った。

 実行委員会(大野匠委員長・22人)の代表・脇坂源さんと川那辺龍舞さん(いずれも大東中出身)は「今の日本社会は新型コロナの影響もあり、不況が続き、若い私達にとって、とても厳しい環境の中にある。しかし、この厳しい環境は自分を成長させるチャンスだと思っている」「今まで自分を支えてくれた家族、友達、先生、地域の方々に感謝するともに、自分も誰かの支えとなり、助けていけるような社会人になれるよう日々精進したい」などと誓いの言葉を述べた。なお、式の出席率は81%で参加数、率とも前年を上回った。

掲載日: 2021年01月12日