看板メニューは即席麺!?

元浜町にセルフ「さばそうめん食堂@まんぷく丸」

 湖北地域の郷土料理「鯖そうめん」のインスタント商品を看板メニューにした「さばそうめん食堂@まんぷく丸」が21日、元浜町にオープンした。

 長浜萬商(旧・セイキン商事)が今年2月から売り出している自社製品をその場で食べてもらおうと、町家を改修して食堂にした。

 インスタント商品はフリーズドライのそうめんを使用。カップに熱湯を注いで3分待ち、湯切りをした後、出汁を加え、真空パックしている鯖を添えるだけ。同社の清水大介社長(53)によると発売以来1万5000食が売れ、「観光客だけでなく地域の皆さんにも楽しんでもらっている商品」とPRしている。

 食堂で扱うのは、鯖が90㌘入ったボリューム満点の「お茶々」(980円・税別)や、手軽なサイズの「お江」(680円・同)など4種類。ポットの湯を使って客自身に作ってもらい、3分計れる砂時計も置いている。

 約20坪の店内はカウンター席とテーブル席の計13席。清水社長は「どこの観光地に行っても、自分でインスタントを作る店なんてない。長浜の郷土料理をインスタントという亜流の形で楽しんでもらえれば」と話している。

 なお、コーヒーや洋菓子も販売し、清水さんは「地元の人の憩いの場ともしたい」と話している。

 営業時間は午前10時から午後5時まで。不定休。問い合わせは食堂℡(65)1138へ。

掲載日: 2020年12月21日