産業文化交流拠点「さざなみタウン」竣工

まちづくりの新拠点が誕生

 長浜市と長浜商工会議所などが旧市役所跡地で整備を進めていた産業文化交流拠点施設「さざなみタウン」で1日竣工式が行われ、テープカットなどで完成を祝った。

 施設は図書館やまちづくりセンターなどが入る「ながはま文化福祉プラザ」と、長浜商工会議所会館・長浜ビジネスサポートセンターからなる。

 長浜図書館、長浜まちづくりセンター(旧長浜公民館)、長浜商工会議所の各施設が老朽化し建て替えが迫られていたことから、旧市役所本庁跡地を活用して複合施設の整備を進めてきた。

 文化福祉プラザは鉄骨造3階建て延べ5350平方㍍で、図書館、まちづくりセンター、市民協働センター、地域福祉センターなどの機能が入っている。長浜商議所会館と長浜ビジネスサポートセンターは鉄骨造2階建て1419平方㍍。

 竣工式には市や商議所の関係者をはじめ、上野賢一郎衆院議員、嘉田由紀子参院議員ら来賓を含め約370人が出席。藤井勇治市長は「中心市街地の東の核として、新たな人材の育成、賑わいの創出、市民生活や地域経済の活力を高めるものとして全国から注目される施設」「今後、この施設で多様な人々が集い、出会い、交流する中で、新たなまちづくりが始まるきっかけとなれば」と式辞を述べた。

 長浜商工会議所の大塚敬一郎会頭は「長浜に子や孫が帰って来たいと思えるようなまちにするため、これから長浜商工会議所と長浜ビジネスサポート協議会が一体となって進んでいきたい。今日はその出発点」などとあいさつし、西邑定幸議長は「市民が互いに刺激し合い、長浜スタイルの産業・文化を創造・発信し、新たなまちづくりが展開される拠点となるよう大きく期待している」と語った。

 式典後はテープカットを行い、オープンを祝った。

掲載日: 2019年12月02日