滋賀シスターズJr 急成長で躍進 近畿準優勝

長浜の小学生で構成 今週末全国大会

 長浜市内の小学生で構成する女子ソフトボールチームの滋賀シスターズJrが24、25日に草津市で開かれた近畿大会で準優勝した。31日からは宮崎市での全国大会に出場する予定で、活躍が期待されている。

 滋賀シスターズJrは長浜小の児童による「長小シスターズ」として長年活動していたが、他校の児童の参加が増えたことから、チーム名を改めた。毎週末、長浜小グラウンドで練習している。

 11チームが出場した近畿大会はトーナメントで競い、初戦の福知山ブルーファイターズ(京都府)を22対2で下すなど順調に勝ち上がった。決勝の相手は県大会でも対戦した強豪の草津レインボーガールズで、0対18で敗れた。

 今年のチームは経験の浅い選手が多く、5月に行われた県大会(3チーム出場)では1勝もできなかった。それが近畿大会で決勝まで勝ち上がる快挙に、中川由紀夫監督は「県予選で一番弱かったチームが急成長し、ここまで頑張ってくれた。私自身びっくりしている」と振り返る。

 31日から8月3日まで開かれる全国大会には42チームが出場し、トーナメントで頂点を目指す。滋賀シスターズJrは31日の初戦で深谷ジュニアソフトボールクラブ(埼玉県)と戦う。中川監督は「地道に練習に打ち込んできた成果。全国大会でもそれぞれの力を発揮して欲しい」と語る。

 キャプテンの近藤絆さん(長浜小6年)は近畿大会準優勝に「皆で頑張った結果。これからも練習してもっと強くなりたい」と語る。現在、開催中の東京五輪の女子ソフトボール競技では日本代表が決勝戦に駒を進め、27日夜にアメリカ代表と対戦する。近藤さんは「私たちも五輪選手みたいに諦めず、全国大会を精一杯がんばりたい」と話している。近畿大会出場選手は次の皆さん。

 近藤絆(長浜6)、畑中紬希(同)、浅井玲香(同)、小谷美珠稀(同5)、板谷一花(虎姫5)、高筒莉乃(湯田5)、八田佳音(長浜北5)、松井百花(虎姫5)、瀧上咲(長浜南4)、川瀬智奈(長浜北4)、林百花(長浜南4)、岩崎ゆめ(長浜北3)、武井里咲(同)、渡辺陽葵(同)、縣茉歩(同)。

掲載日: 2021年07月27日