湖北のキッカー インターハイへ

草津東高サッカー 3人がベンチ入り

 草津東高サッカー部が24日に徳島県内で開幕する全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場。湖北地域からは3人がベンチ入りし、1回戦、強豪の市立船橋(千葉県)と対戦する。

 ベンチ入りするのは高月中出身の西野勇太選手(3年)=GK、森優斗選手(3年)=FW、柏原中出身の伊藤翔汰選手(3年)=MF。西野、森両選手は中学時代、クラブチーム「FostaFC」で、伊藤選手は「MIOびわこ滋賀」で活躍した。

 草津東は6月の県予選決勝で近江高を0—0からのPK戦(4—2)で破り、3大会ぶり14回目の出場を決めた。予選全5試合を無失点と堅守を誇り、西野選手は190㌢の長身を生かしてPK戦でシュートを防ぐ活躍。攻撃は伊藤選手らMFがパスワークから好機を生み、俊足の森選手らFWの2トップが敵陣深く攻め入った。

 インターハイでの目標を「ベスト8以上」と語る3人。初戦の市立船橋戦は24日午前9時15分から鳴門・大塚スポーツパーク球技場で。西野選手は「体格を生かした積極的なプレーで無失点に抑える」、森選手は「県予選では守備に助けてもらうことが多かった。攻撃陣が守備陣を助けられるプレーをしたい」、伊藤選手は「相手はプレミアリーグ所属の格上だが、臆することなくチャレンジしたい」と抱負を語っている。

 

島根代表に びわ中出身・塚田選手

 

 びわ中出身の塚田喜心選手(17)は島根県代表の立正大淞南高から出場し、ゴールキーパーとして全国のピッチを踏む。

 塚田選手は中学時代にクラブチーム「MIOびわこ滋賀」で活動し、「全国から集まる選手と一緒に寮生活でサッカーに打ち込みたい」とチームの先輩も活躍していた同校へ進学した。

 同校のサッカー部は強豪で知られ、部員は150人を数える。熾烈なレギュラー争いの中、シュートのセーブ力と、ディフェンスへの的確なコーチング(指示)が評価され、今年4月に正ゴールキーパーのポジションを手に入れた。6月の島根県大会での失点は決勝戦の1点のみだったが、「試合終了間際の失点だった。チームが最後まで集中できなかった」と振り返る。

 インターハイを目前に控え、「スタメンで2年は1人だけ。多くの先輩がいる中で、自分が出させてもらう。先輩の思いを背負い、恥じないプレーをしたい」と抱負を語っている。

 初戦は24日午前11時半から鳴門・大塚スポーツパーク球技場で聖和学園(宮城代表)と。

 

掲載日: 2022年07月22日