御城印ブームに乗って続々と…

下坂氏館跡 家紋背景に署名と花押デザイン

 浅井氏などに仕えた地侍の居館跡で国の史跡に指定されている「下坂氏館跡」(下坂中町)の「御城印」が完成し、19日から現地で販売されている。

 近年、参拝の証として発行している寺院や社寺の「御朱印」の収集がブームとなり、城マニアの間では各地の城を訪れた記念として御城印が人気を集めている。

 下坂氏館跡の御城印は隠居後に「一智入道」と名乗った当主の四郎三郎正治が浅井長政からもらった宛行状の由来を子孫に語った書状「下坂一智書置」から署名と花押(サイン)を抜き取り、デザイン。背景には下坂家の家紋を浮かび上がらせている。

 館跡を管理・運営する六荘地域づくり協議会が長浜城歴史博物館に制作を依頼して販売している。1枚300円。

 なお、館跡は8月8日から一般公開が始まり、今月22日に入館者が1000人を突破した。開館日は土日、祝日。入館料は高校生以上300円、小中学生150円。問い合わせは同協議会℡(62)0198へ。

 

田上山城 木之本の史跡保存会が作成、販売

 木之本町木之本の史跡保存会「田上山砦の会」(田中眞一会長)は賤ヶ岳合戦にゆかりのある「田上山城」の御城印を作成。町内の商店などで販売を開始した。

 「田上山城」は元亀争乱で朝倉義景が敵対する織田信長の侵攻を阻止するため、天正11年(1583)に着陣。賤ヶ岳合戦では秀吉の弟・羽柴秀長が標高323㍍の山に構えた砦のひとつ。

 会は地元に残る歴史遺産を後世に伝えようと住民有志が9年前に発足。メンバー14人が夏冬を除く毎月第3土曜に集まり、整備している。

 田上山城御城印はメンバーの福井昭雄さんがデザインしたもので、秀吉の家紋、秀長の花押が入り、中央に福井さんが揮毫した「田上山城」「近江木之本」などの筆文字が入っている。田中会長は「歴史遺産を末永く維持したい」と話しており、収益は砦跡の整備などに活用する。1枚300円。しんろく、ふれあいステーションおかん、キクヤオフィスサービスなど町内8カ所で販売。

掲載日: 2020年09月23日