布勢町の休耕田でハス見ごろ

3㌶に30種 ピンクや白の大輪

 布勢町の山裾の休耕田でハスがピンクや白の大輪を咲かせ、見ごろを迎えている。

 NPO法人つどい(川村美津子理事長)が水はけの悪さや獣害などを理由に放棄されていた休耕田約3㌶を借り、3年前から栽培。「あいのたにロータスプロジェクト」と銘打って、収穫したハスの花や葉を使った商品開発に取り組んでいる。

 ピンクや白、黄、赤の花を付ける約30種類を栽培。今年も6月中旬から大輪を咲かせ、優美な花と瑞々しい葉の対比が観賞者やカメラ愛好家を楽しませている。

 ハスの花は早朝に開花し、午後には閉じ、4日間かけて花を完全に広げる。同法人では開花初日か2日目の花を収穫して料亭などに卸しており、料理の器などに利用されているという。現在、マスクに吹き付けて使うハスの香りの「フローラルウォーター」も開発中で、ハスを活用した地域おこしに奮闘している。

 なお、ハスの花は1輪200円で同法人の事務所(常喜町)で販売中。問い合わせは同法人℡090(6969)3764へ。

 

ハスの花が復活 早崎ビオトープ

 早崎内湖ビオトープでもハスの花が見ごろを迎えている。

 同所では4年前、原因不明でハスが消滅したことがあったが、その後、徐々に数を増やしていた。

 現在、咲いているのは丁野木川の北側のエリア。きれいなピンクの花をつけているが、ここ数日の大雨に打たれ、花びらが垂れ下がっているものも。つぼみも多く、ここしばらくは花が楽しめそう。

掲載日: 2020年07月07日