学校でプロが生演奏、コンサートを前に

クラシックの楽しさ、感じて

 浅井文化ホールで23日開かれるコンサートを前に、プロの奏者が地元の小学校を巡り、クラシック音楽の楽しさを伝えている。

 ホールを運営するロハス長浜では子どもたちの豊かな感性を育もうと、5年前から、小学校で音楽の出前授業をしている。

 今年は朝日、びわ南、湯田、浅井、永原の5校にコンサートの出演者で大阪交響楽団に所属する吉岡克典さん(バイオリン)、吉岡麻梨さん(ピアノ)、大谷雄一さん(チェロ)が出向き、生演奏をしている。

 湯田小学校では14日、5年生86人が講師の大谷さん、吉岡さんから弦楽器について説明を受けたり、コンサートの演奏曲などに耳を傾けた。

 大谷さんはバイオリンやビオラなど弓で4本の弦を擦る楽器を「擦弦楽器」と呼び、サイズが大きくほど低い音を発することやこれらの楽器の中には「魂柱」と呼ぶ共鳴する棒が入っていることなどを紹介した。

 また、チェロの独奏やピアノとのハーモニーで「愛のあいさつ」「白鳥」「赤とんぼ」などを披露。児童たちは心地よい音楽に聞き入っていた。

 清水獅門君は「手の細かい動きに驚いた。テレビとは違い、生の演奏はすごい」と話していた。

 

キラキラコンサート、23日浅井文化ホール

 長浜市民芸術文化創造会議は23日午後2時から浅井文化ホールでキラキラコンサートを開く。

 クラシック音楽をより身近に感じてもらう企画で、吉岡克典さん(バイオリン)、吉岡麻梨さん(ピアノ)、大谷雄一さん(チェロ)のほか、長浜市出身のソプラノ歌手・脇阪法子さん、湖北オーケストラが参加する。

 プログラムはブラームス「ハンガリー舞曲6番」、メンデルスゾーン「ピアノトリオ第1番ニ短調」、ディズニーソングなど。入場料500円。3歳以下は膝上で無料。チケットは浅井文化ホール、長浜文芸会館、アルプラザ長浜、臨湖などで発売中。と合わせは同ホール℡(74)4000へ。

掲載日: 2019年11月15日